デンマークのGlow Artsが、独自開発のGPUベイクエンジンを搭載し、Blender上で高速にテクスチャベイクを行えるアドオン「Fyr Baker 1.0」をリリースしました。
Fyr Baker
Fyr Bakerは、Blender内でハイポリモデルからローポリモデルへの各種テクスチャベイクを行うためのアドオンです。
大きな特徴は、Windows環境においてBlender標準のベイク機能ではなく、独自のGPUベイクエンジン「Fyr」を使用する点です。
開発者はBlender標準のベイクより高速であることをアピールしており、外部の専用ベイクツールへモデルを持ち出すことなく、Blender内でベイク作業を完結できるよう設計されています。なお、現時点では公式から具体的な速度比較の数値は公開されていません。

- 独自GPUベイクエンジン「Fyr」による高速なテクスチャベイク
- ハイポリからローポリへのベイクに対応
- 25種類のベイク出力に対応
- Normal / Object Normal / World Normal
- AO / Curvature / Cavity / Thickness
- Position / Bent Normal / IDなどをベイク可能
- プロシージャルマテリアルからBase Color / Roughness / Metalness / Normal / Emissionなどをベイク
- UDIM対応
- ケージがハイポリをカバーできていない箇所を視覚化する「Cage Coverage Overlay」
- オフセットやスキューをモデル上へペイントしてケージを修正可能
- 変更されたマップのみ再ベイクする「Bake Changed」
- ベイク後にUVアイランドを移動してもテクスチャを追従させられる「Live Reproject」
- オブジェクト名の
_low/_highやコレクションからベイクペアを自動構築 - チャンネルパッキング対応
- DDS出力対応(Windows)
- Substance 3D Painter / Marmoset Toolbagへのエクスポート
- Unreal Engine / Unity向け出力プリセットを搭載
単純にベイク処理を高速化するだけではなく、ケージ調整からベイク、チャンネルパッキング、外部ツールやゲームエンジン向けの書き出しまでをまとめて扱えるのが特徴です。
独自GPUベイクエンジンはWindowsで利用可能
注意したいのは、独自GPUベイクエンジン「Fyr」が利用できるのは、現時点ではWindows 10 / 11と対応GPUを使用した環境に限られる点です。
macOSやLinux、FyrのGPUベイクに対応していない環境では、同じインターフェースからCyclesを使用してベイクできます。
また、Cycles使用時にはCurvatureやCavity、Thickness、Bent Normalなど一部マップの結果がFyrによるベイクとは異なるほか、ペイントによるケージ補正やLive Reprojectなど、一部機能にも制限があります。
価格・動作環境
- Personalライセンス:セール価格 $25ドル(通常$35)
- Studioライセンス:セール価格 $80(通常$90)
Fyr Baker 1.0はBlender 5.1以降に対応。
※買い切りライセンス
Blenderのベイク作業を便利にするアドオン自体は
これまでも色々ありましたが
独自のGPUベイクエンジンまで用意しているのは
かなり興味深いです!
外部ツールで動作させている事を考えるとMayaとか他ツールへの発展もありえるのかな?
特にケージの感じがMarmosetぽくて良いなぁ
Blenderだけでベイク作業を完結させたい人は
是非チェックしてみてください!










コメント