Blender GuruのAndrew Price氏が、ホログラム素材で使われる「回折格子」をBlenderで正確にレンダリングすることが難しい理由を解説した動画を公開!Cycles向けの3種類のシェーダーも無料配布されています。
Why You Can’t Render Pokemon Cards in Blender
Blender Guruでお馴染みAndrew Price氏が、ポケモンカードなどで見られるホログラム表現を題材に、回折格子(Diffraction Grating)をCGでレンダリングする難しさを解説した動画「Why You Can’t Render Pokemon Cards in Blender」を公開しました。
一見すると虹色に変化する一般的なイリデッセンス表現にも見えますが、動画では真珠光沢のある自動車塗装などとは異なる現象として、その仕組みからBlender Cyclesにおける制約、疑似的な再現方法まで詳しく紹介されています。
Cyclesで回折格子の再現が難しい理由
ポケモンカードなどのホログラムに使われる回折格子(Diffraction Grating)は、微細な溝によって光が干渉し、ひとつの光源から複数の虹色の反射が現れる仕組みです。
多くのレンダラーは光を「波」ではなく「Ray」として扱うため、この現象をそのまま再現することは困難です。CyclesにもThin Filmによる干渉表現はありますが、回折格子のように反射を複数へ分割することはできません。
一方、動画ではOctane 2027.1のPhysical Optics Materialによる回折格子の再現例も紹介されています。
Cycles向けの3種類のシェーダー
Andrew Price氏は、BlenderアーティストCee Crop氏が考案した手法をベースに、一部を調整した3種類の回折格子シェーダーを紹介しています。
- Accurate:OSLを使用した物理的に正確な方式。高負荷でGPUレンダリングにも制約があります。
- Balanced:複数のGlossy Shaderを組み合わせて回折を近似。品質と負荷のバランスが良く、動画内のポケモンカードにも使用されています。
- Fast:回折格子らしい色変化を疑似的に再現する軽量版。HDRIや複数ライトには正しく反応しません。
これらのシェーダーを収録したBlenderファイルも無料公開されています。
Blenderファイルも無料公開
今回紹介された3種類のDiffraction Gratingシェーダーを収録したBlenderファイルも公開されています。
Blender Guru公式記事から「Blender Guru Diffraction Grating – Blender Files.zip」をダウンロードできます。
ポケモンカードのホログラム表現を入口にして
レイトレーシングでは扱いにくい「光の波」と回折の話まで掘り下げているのが面白い!
しかも解説だけではなく
実際にCyclesで使える3種類のシェーダーまで公開されています
ノード構成を見るだけでもかなり興味深いですな!
是非チェックしてみてください!










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