ゲームデザイン「以外」をすべて網羅したとされるインディーゲーム開発支援本『インディーゲームサバイバルガイド』が2021年11月17日に発売されます。
インディーゲームサバイバルガイド
- 価格:2,948円(税込み)
- 仕様:A5、336ページ
- 著者:一條 貴彰
- 編集:村下 昇平
- カバーデザイン:イノウエ
- 出版:技術評論社
- 執筆協力:yuta、葛西 祝、秦 亮彦
- 監修:PLAYISM (株式会社アクティブゲーミングメディア)
本書の特徴
本書は個人・小規模チームのゲーム開発者のうち、「ゲーム開発の活動で食べていきたい」と考えている方向けの本です。ゲームを完成させ、配信し、生計を立てていくために必要な活動についてまとめています。
ゲームプログラミングなどの技術的側面や、ゲームデザインなどには一切触れず、それ以外のやらなければいけない面倒なことを紹介します。まずは、ゲームを完成させるためにあるとよい仕様を解説します。たとえばライセンスやクレジットの表示、チュートリアル実装、コントローラーやサウンドの設定、端末引っ越し機能、多言語対応などです。そして、あなたのゲームを沢山の人に知ってもらうために必要な宣伝活動のポイントも紹介します。宣伝画像やトレーラームービーの制作、プレスリリースの送付とSNS運営、そしてイベント出展のコツなどがあたります。
そして、配信前に考えるSteamやAppStoreにおけるストア登録や広告と課金、パブリッシャーとの契約、資金決済法や個人情報保護法などの注意すべき法律についても触れます。またゲーム開発を継続するために、グッズ制作やセールの実施、副業や助成金などについてもガイドします。
あなたがすでにゲームを作り始めていて、もしもゲーム開発を中心に生活をしていきたいと考えているならば、価値ある一冊になります。
著者:一條 貴彰
ゲーム作家 / Game tools DevRel、代表作は『Back in 1995』、現在は4人対戦ロボットアクション 『デモリッション ロボッツ K.K.』を開発中。 インディー開発者向けメディアIndieGamesJp.dev運営、iGi indie Game incubatorアドバイザー。 国内産のクラフトビールにハマり、2泊3日のビアクズ旅では35種類呑んだ。 https://head-high.com/
本書の目次
- 第1章:誰でもゲームを全世界へ販売できる時代
- インディーゲーム——ゲーム文化の新たな発信チャネル
- ゲーム作りをどうはじめて、どう続けていくのか
- つくったゲームをたくさんの人に遊んでもらうために
- 対談:みずからのスタイルを貫くための個人制作ゲーム
「アンリアルライフ」hako生活×「果てのマキナ」おづみかん - 第2章:ゲームを「完成させる」ために必要なこと
- 破綻しないためのプロジェクト管理
- 快適に遊んでもらうための機能
- デバッグとリファクタリング
- 完成の極意
- 対談:独立から家庭用ゲーム機展開へ、その道のりと苦闘
「カニノケンカ」ぬっそ×「ジラフとアンニカ」斉藤敦士 - 第3章:ゲームを「知ってもらう」ために必要なこと宣伝活動の意味
- 宣伝素材の制作
- 公式サイトの制作
- デモ版や体験版の開発
- プレスリリースの作成と配信
- そのほかの宣伝活動
- インタビュー:Unityがインディーゲーム開発者に支持される理由
- 対談:スマートフォンゲームの生存戦略
「TapTripTown」いたのくまんぼう×「くまのレストラン」Daigo - 第4章:ゲームを「配信する」ために必要なこと
- 税金・販売計画・契約・法律
- スマートフォンでの配信
- PC/家庭用ゲーム機での配信
- インタビュー:Epic Games Japanが推進するクリエイター支援
- 対談:小規模チームによるゲーム開発の現場から
「グノーシア」川勝徹×「ALTER EGO」大野真樹第 - 5章:ゲーム開発を「継続する」ために必要なことゲームイベントへの出展・展示
- SNSの活用
- ファン活動の促進
- ゲームのアップデートとエンドコンテンツの用意
- 継続的なセールの実施
- ゲームの売上以外で活動資金を得る
- ゲーム作りの継続
- 対談:日本のインディーが海外へつながる「場」をつくる
「asobu」チャオ・ゼン&アン・フェレロ
個人でゲームを開発して売りたい方におすすめしたい内容の予感。私も予約しました。是非チェックしてみてください。Kindle版もあるそうですよ。
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