Merserk氏が、DLSS 5 Neural Renderingをゲーム外の画像や動画に適用できるWindows向けツール「DLSS 5 Visual Enhancer」をGitHubで公開しました!
DLSS 5 Visual Enhancer

DLSS 5 Visual Enhancerは、Merserk氏によって公開された、DLSS 5 Neural RenderingのFeature 18パイプラインを静止画や動画へ適用するWindows向けツールです。
ゲーム内でDLSSを利用するのではなく、画像や動画を入力し、ReShade / RenoDX経由のDLSS 5 Neural Rendering処理を汎用的なビジュアルエンハンスメントとして利用します。
ローカルで動作するGradioベースのUIが用意されており、画像や動画を入力して各種パラメータを調整できます。
NVIDIA公式ツールではなく、NVIDIA、ReShade、RenoDX、FFmpegなどとは無関係の独立したコミュニティプロジェクトです。
- 画像&動画処理:静止画のバッチ処理や動画全体のレンダリングに対応
- DLSSアップスケーリング:DLAA / Native(1x)、Quality(1.5x)、Balanced(約1.724x)、Performance(2x)、Ultra Performance(3x)を選択可能
- 最大8K出力:最大7680×4320まで対応
- Neural Rendering調整:Preset、Natural / Cinematic Style、Intensity、Local Tone、Local Structure、Skin Structureなどを調整可能
- 各種画像形式に対応:PNG、JPEG、WebP、AVIF、TIFF、HEIF / HEIC、SVG、多くのCamera RAW形式などを入力可能
- 動画出力:H.264、HEVC、AV1、ProRes Proxyに対応
- 動画プレビュー:1フレームまたは3秒間のプレビューを生成可能
- Optical Flowを利用:動画ではOpenCV DIS Optical Flowからモーション情報を生成し、シーンチェンジ時には履歴をリセット
NR IntensityやLocal Tone Strength、Local Structure Strengthなどは0~2の範囲で調整でき、Skin Structure Strengthには肌向けの専用調整項目も用意されています。
動作環境
現時点では以下の環境が必要です。
- Windows 64bit
- Direct3D 12
- NVIDIA GeForce RTX GPU
- RTX 40 / 50シリーズを主なターゲットとしてサポート
- RTX 30シリーズは低速なBeta Pathとして対応
- RTX 20シリーズおよびRTX以外のGPUは非対応
処理パイプラインは8bit SDR sRGB / RGBA8となっており、HDRの保持には対応していません。
HDR動画や高ビット深度画像を入力した場合もSDRへ変換されます。
現時点では導入に注意
GitHubでソースコードは公開されていますが、リポジトリ単体では完全に動作する状態ではありません。
リポジトリにはDLSS / NGX関連ランタイム、ReShade、RenoDX DLSS 5アドオン、プロジェクト固有のD3D12 Workerなど、実際のレンダリングに必要となる一部のバイナリが含まれていません。
また、専用Native Workerのビルドプロジェクトも公開されていないため、GitHub上のソースコードだけから完全なレンダラーを再構築することもできません。
作者は必要な外部ファイルについて、利用権限を持つ正規のソースから入手することを求めています。
NVIDIA DLSS / NGXなどのプロプライエタリなファイルについても、それぞれのライセンス条件が適用されます。
そのため現状は、一般的なオープンソースツールのように「GitHubからダウンロードしてすぐ使える」というものではない点には注意してください。
DLSS 5について
DLSS 5は、従来のSuper ResolutionやRay Reconstructionなどとは異なり、Neural Renderingを活用してリアルタイムにゲーム映像のライティングやマテリアルなどの見え方を強化する新たなDLSS技術です。
先日、DLSS 5関連ファイルの流出が話題となり、RenoDXを利用して対応ゲームへDLSS 5を導入する試みなども登場しています。
DLSS 5 Visual Enhancerも、このDLSS 5 Neural Renderingを利用したコミュニティ開発ツールのひとつです。
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ライセンス
DLSS 5 Visual Enhancerの作者によるオリジナルコード部分はMIT Licenseで公開されています。
ただし、このライセンスが適用されるのはプロジェクト独自のコード部分のみです。
DLSS / NGX、ReShade、RenoDX、FFmpegなどの外部コンポーネントには、それぞれ個別のライセンスや配布条件が適用されます。
DLSS 5 Neural Renderingを ゲームに組み込むんじゃなくて
画像&動画加工機として使ってしまうというツール
面白いですが 導入難易度は少し高めかな?
DLSS 5自体もまだ色々と特殊な状況なので
試す場合はライセンスなども含めて自己責任で!
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