物理ベースアニメーション制作ソフト「Cascadeur」の最新アップデート 2025.1 が公開されました!
ここ最近、しばらくアップデート紹介を取り上げていませんでしたが、今回は見逃せない新機能「Pose-to-Pose AutoGeneration(ポーズ自動生成)」の登場により、再び注目すべき内容となっています。
Cascadeurとは?(簡単におさらい)
Cascadeurは、キャラクターアニメーション制作に特化した物理挙動ベースのアニメーションツールです。
AIによるポーズ補正や物理挙動シミュレーションを活用して、自然でリアルなモーションを直感的に作り出せるのが特徴。
現在はWindows、Linux、MacOSに対応しており、無料版でも十分に活用可能な機能が多数搭載されています。
Cascadeur 2025.1
今回のバージョン 2025.1 では、AIによるキーフレーム間の自動補間ツール「Inbetweening(インビトウィーニング)」が新たに追加されるなど、アニメーション制作を効率化する機能が多数実装されました。
Inbetweeningへようこそ! Cascadeurは現在、与えられたポーズ間のモーションを生成することができます。主に、歩く、走る、這う、倒れる、しゃがむなどのロコモーションについてトレーニングされています。 しかし、将来的には他のアニメーションでデータセットを拡張する予定です。 オートポージング・リグは、より安定し、コントロールしやすくなりました。 骨盤をあらゆる方向に回転させることができるようになりました。 ラグドールシミュレーションを、複数のキャラクターを連結して使用したり、任意のジオメトリをコリジョンオブジェクトとして使用することができます。
✅ Inbetweening(ポーズ補間ツール)
2つ以上のキーフレーム間に自然なアニメーションを自動生成できる新ツール「Inbetweening」が追加されました。
タイムライン上でキーフレームの間を選択し、ツールバーからワンクリックするだけで、自動的に間の動きを補完してくれます。
- 補完可能な区間は、前後のキーフレーム間が最大88フレーム以内である必要あり
- ポーズベースでモーション制作するユーザーにとって非常に実用的
✅ AutoPhysics の改善
- Physics Correctorの影響度を調整できる新スライダー追加
- ボール的な回転(Ballistic Rotation)が「優先フレーム」設定を反映
- 幾何学的制約(Geometric Constraints)の挙動改善
✅ インターフェースの改善
- ビューポート右クリックメニュー追加:シーン内オブジェクトに対しての操作メニューが出せるように
- スプラッシュ画面刷新
- 各種コマンドやフィールドにツールチップ・説明追加
- インポート/エクスポート設定が専用ウィンドウに分離
- 外部ビューポートを2分割または4分割表示可能に
- タイムラインのループ区間が視覚的にハイライトされるように
- Pythonコンソールの下部フィールドが選択可能に
- NodeエディタとPythonコンソールがレイアウトに統合可能に
- ワークスペースのエクスポート/インポートに対応
✅ Ragdoll の進化
- キャラクター間のインタラクション(相互作用)を考慮できるように
- 小道具(Props)との衝突やFK状態も扱えるようになった
- Convexコライダーやキネマティックメッシュコライダーに対応
✅ 衝突(Collision)関連の改良
- スケールが衝突判定に正しく反映されるように(※旧シーンはFix Sceneで修正)
- Fulcrum Points の Enforce にカスタムコライダー対応&可視化
- Convexメッシュコライダーの生成に対応
✅ Import関連の強化
- GLTF/GLBファイルのインポート対応
- FBXの「テイク」選択インポートに対応(複数アニメーションが含まれているFBXに対応)
- FBXで「モデルポーズ」の入出力が可能に(BlenderやDaz3Dとの互換性が向上)
✅ Animation Unbaking の改良
- バグ修正&クラッシュ防止
- 未完全なベイクにも対応
- 新たに調整スライダーを追加し、結果のカスタマイズが可能に
✅ AutoPosing 改善
- ロック状態やコントローラーの有効化制御が改善
- Alt+[Shift]+[Z]で選択範囲のロック切り替え
- Spineや骨盤の挙動も自然に
✅ その他アップデート
- Robloxキャラのサンプル追加
- Mirror Toolにカスタム接尾辞設定(例:l0, r0)
- スケールマニピュレータが3軸均等拡縮に対応
- Copyツール最適化
- 設定ファイルで環境変数使用可能に
- 足首の回転補間・短縮に関するFulcrum Motion Cleaningの精度向上
久々のアップデート紹介となりましたが、今回の 2025.1 はまさに「AI×物理」の真価を見せてくれる内容ですね。「Inbetweening」は、アニメーターにとって大きな助けになる機能です。
既にCascadeurを使っている人はもちろん、これから触れてみようという人にも、改めて触ってみるきっかけになるバージョンかもしれません!
価格とシステム要件
Free | Indie | Pro | Teams |
---|---|---|---|
お試し用 | 趣味や小規模チームに最適 収益が年間10万ドル以下であること | 1~3シート プロフェッショナルや小規模チームに最適。 | 4-6シート 6席以上は営業までお問い合わ |
無料 | 月払い:$12/月 | 月払い:$49/月 | |
年払い:$8/月 毎月請求で1年後に永久ライセンスに変更 | 年払い:年額:$33/月 毎月請求で1年後に永久ライセンスに変更 | ||
完全なアニメーションツールセット リギングツール 物理ベースのツール アニメーションのアンベイク(モーキャップとアセット編集用) | Freeの内容に加え .fbxおよび.daeへのエクスポート 優先サポート | Indieの内容に加え 制限なしの商用利用 専用チャットサポート(カスタマーサービスへの優先キュー) アニメーションのリターゲティング(ヒューマノイドのみ) 環境との相互作用 シーンリンクツール | Proの内容に加え Discordでの専用チャット オンボーディングのための30分の通話 |
.cascフォーマットへのエクスポートのみ。 .fbx と .dae は使用できません。 非商用利用のみ |
Cascadeurは、Windows、Linux、MacOSで動作します。キャラクターモーション作成のハードルを下げてくれる今個人的に一番注目しているアニメーション作成ソフトです。無料でも使えるので是非チェックしてみてください!
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