Unreal Engine 4やUnity 5と同じように熱いポテンシャルを秘めたゲームエンジン「CryEngine」の日本語解説書が工学社から登場!『3Dゲーム制作のためのCryEngine―高性能&多機能「ゲームエンジン」を使いこなす 』
国内でのCryEngine情報は少ないので、ちょっと興味ありな書籍です。
3Dゲーム制作のためのCryEngine―高性能&多機能「ゲームエンジン」を使いこなす! (I・O BOOKS)
- 単行本: 191ページ
- 著者:益田 貴光
- 出版社: 工学社 (2015/03)
- ISBN-10: 4777518876
- ISBN-13: 978-4777518876
- 発売日: 2015/03
- 商品パッケージの寸法: 21 x 14.8 x 1.8 cm
この本について
「CryEngine」は、独Crytekが開発したゲームエンジン。
誰でも気軽にオリジナルゲームを作ることができます。
その「リアルすぎる」描画力のため、「ゲーム」だけではなく、「ムービー作成」や「建築CG」などにも使われています。
本書は、「CryEngineを起動したのはいいけれど、どうしたらよいのか分からない」「ゲームエンジンには触ったことがない」といった、初心者を対象にしています。
CryEngineの特長
■Asset
「CryEngine」には、さまざまな「Asset」(素材)が用意されています。
プリセットには、オブジェクトの他、パーティクルなどの「エフェクト」や「サウンド」「マテリアル」「植物」「生物」など、かなりの数が用意されています。
■Designer
オブジェクトを作るには、普通は「3D-CGツール」が必要ですが、「CryEngine」内の「Designer」だけでも、ある程度のものが作れます
■Flow Glaph
「Flow Glaph」という「ノードエディタ」で、プログラミングなしで、視覚的にゲームが作れます。
■Snow or Wet
「雪景色」や「雨」を表現するための機能が用意されています。
これらは、マテリアルの変更だけで対応でき、効果音などの特殊効果も追従して切り替わります。
「嵐」の表現や雪の中のスポーツなども、思いのままに表現できます。
■AI
「CryEngine」には、AI(人工知能)も用意されており、簡単に扱えます。
たとえば、作った枠内を障害物を独自に判断し、ランダムに攻撃させたりできるので、動きが自然な、臨場感のある、戦闘シーンが作れます。
目次
- はじめに
- 序章 基礎知識
■ 「ゲーム・エンジン」とは
■ 「CryEngine」の形態
■ 「CryEngine」を入手する
■ 起動前に
■ ゲームタイプ
■ 「Editor」の概要
■ Asset
■ 用途
■ ノンプログラミング - 第1章 「Sandbox」の使い方に慣れよう
[1-1] サンプルを触ってみよう
[1-2] カメラの動かし方
[1-3] 「編集モード」と「ゲーム・モード」
[1-4] AI「敵」を配置してみよう - 第2章 作成の基礎
[2-1] 「新規Level」の作成
[2-2] 作成した地形の編集
[2-3] 植物「Vegetation」の配置
[2-4] Spawn Point
[2-5] Designer
[2-6] 天候効果の設定
[2-7] Layers
[2-8] Lighting
[2-9] Sounds - 第3章 作成の応用
[3-1] プラグイン
[3-2] 「オブジェクト」を作る
[3-3] 新規マテリアル
[3-4] キャラクター
[3-5] 「TrackView」を使う
[3-6] 「デフォルト・モーション」の書き出し
[3-7] 「Wwise」を使ってSound作成
[3-8] 「Shader」について
[3-9] Animate Textures
[3-10] その他の機能
[3-11] ゲーム化する - 索引
CryEngineはオンライン販売プラットフォーム『Steam』から月額980円で使用可能です。
興味のある方是非お試しあれ!
CRYENGINE | The complete solution for next generation game development by Crytek
コメント