Élie Michel氏が、GoogleMapの3D地図をBlender 2.81に取り込む為のアドオン「Maps Models Importer v0.1.3」をリリースしました!アドオンはGithub上に公開されており、RenderDocとChromeブラウザも併用する必要があります。
基本的な手順は、RenderDocを使用してChromeブラウザ上のGoogleマップをキャプチャし、Blenderのアドオンを使用して、キャプチャ結果をインポート、という流れです。
RenderDocとは
オープンソースのグラフィックデバッグアプリです。
ゲームなどでグラフィックスの描画を内部までキャプチャして、中がどうなっているのか解析する為のアプリです。処理負荷を調べたり、描画の不具合を解析したりと、ゲーム開発の現場活用されることが多いですね。
Unreal Engineには標準搭載されたので、知っている方も多いはず。
公式サイト:RenderDoc
このアドオンには、ChromeとRenderDocの特定のバージョンが必要です。新しいバージョンを使用しないでください。
- Windows OS
このアドオンは技術的な理由からLinuxまたはMacOSでは利用できません - Maps Models Importer v0.1.3
- Blender 2.81
- RenderDoc 1.2 64bit Portable
- Chrome 70.0
※70.0をインストールする前に、現在のChromeバージョンをアンインストールしてください。 また、Chromeの[About]セクションに移動しないでください。そうしないと、自動的に最新バージョンに更新され、インジェクション時にRenderDocがクラッシュします。
※専用グラフィックチップと統合グラフィックチップの両方を搭載したラップトップを使用している場合は、専用のチップで実行するようにしてください。
プロセス全体を説明する記事
Importing Actual 3D Models From Google Maps
このフロー、ゲームデータのリッピングする流れと同じなんで、なんか悪いことしている感が…
あと、Googlemapから3Dのデータを引っこ抜くわけですから、もし試される方、それで何かしようとしている方は規約をチェックしておくのを忘れずに。
興味がある方は試してみてはいかが?
※ご利用になったことで生じた損害について、当サイトはは一切責任を負いかねます。
尚、一部のデバイスでRenderDocとChromeの連携がうまくいかなかったり、Vivaldiブラウザでうまくいくケースや、Chromium、またChromium 61.0などの古いバージョンで動くケースもあるそうです。
動作確認できたGPU報告なども記載があるのでBlender Artists Communityのスレッドをチェックしてみてください。
Google Maps Models Importer – Coding / Released Scripts and Themes – Blender Artists Community
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