日本では7月1日にCAMPFIREにて予約受け付けスタートしたRevopointの新型光学トラッキング式3Dスキャナー「Trackit」をご提供いただきましたのでレビューいたします!早期早割は8月15日まで!
REVOPOINT Trackit レビュー動画
メインのレビュー動画を同時にYoutubeで公開しております。
ぜひご確認ください。本記事では動画の内容を踏まえつつ、補足的にその他情報を掲載していきます。
チャンネル登録していただけると嬉しいです!
Trackitの概要についてはまずはこの動画を見ると良いですよ!
REVOPOINT Trackit 公式プロモーション動画
Trackitは、マーカー不要の産業用スキャニング向けに設計された、先進の光学トラッキング式及びブルーレーザー3Dスキャナーです。体積精度を保証し、累積誤差を大幅に低減することで、硬貨から自動車に至るまで、あらゆるサイズの対象物を高効率でスキャン。 Revopointのロボットアームと組み合わせれば、完全自動での3Dスキャンが実現。作業効率が飛躍的にアップさせます!
こういう大掛かりなスキャナーが遂に個人でも入手可能な領域にやってきた!という印象ですね!
REVOPOINT Trackit の特徴
- 光学トラッキング&30本ブルーレーザークロスライン&シングルブルーレーザーライン
- 自動キャリブレーション機能で、毎回安定した精度を実現
- マーカー・スプレー不要
- 体積精度 0.025mm + 0.04mm×L (m) の精密計測
- 軽量・堅牢なカーボンフレームボディ採用で片手でスキャン、また単体使用可能
- コインから自動車まで、あらゆるサイズに対応
なによりもマーカーレスなのは嬉しい!
REVOPOINT Trackit のスペック
3Dスキャナー | |
光源 | ブルー交差レーザーライン 30本 ブルーシングルレーザーライン 1本 |
スキャナー精度(最大) | 0.02 mm |
融合点の距離(最大) | 0.05 mm |
スキャン速度(最大) | 1,500,000 Points/秒 |
動作距離 | 200 ~ 400 mm |
シングル・キャプチャー・エリア | 最小距離:160 × 70 mm @ 200mm 再大距離:320 × 125 mm @ 400mm |
重量 | 1.2 kg |
本体寸法 | 295×295×205 mm |
動作環境温度範囲 | 0 – 40℃ |
出力フォーマット | PLY, OBJ, STL, ASC, 3MF, GLTF, FBX |
深度解像度(最大) | 200万画素 |
トラッキング方法 | トラッカー、マルチポジショントラッカー、マーカー |
スキャン環境 | 屋内 |
トラッカー | |
部品サイズ範囲 | 0.01 – 6 m |
容積精度 | 0.025 + 0.04 mm × L(m) |
トラッカー作業距離 | 1500 – 40000 mm |
トラッキング範囲 | 最小:1400 × 1050 mm @ 1500mm 最大:2800 × 2800 mm @ 4000mm |
トラッキングボリューム | 11 ㎡ |
重量 | 1.8 kg |
本体寸法 | 816×115×101 mm |
動作距離 | 200 ~ 400 mm |
トラッキングバンド | 赤外線 |
キャリブレーション | オートキャリブレーション – トラッカーはオートキャリブレーションシステムを搭載しています。スキャナーは手動キャリブレーションが必要です。 |
サポートアクセサリー | キャリブレーションボード、キャリブレーションポール、自動キャリブレーション2軸ジンバル、アンカーブロックk、ラージターンテーブル |
クラス1レーザー安全対策
※本製品はクラス1レーザープロジェクターを使用しています。
※本製品はクラス1レーザープロジェクターを使用しています。至近距離でレーザーを直接見ないでください。詳細はクラス1レーザーの安全基準をご参照ください。
※網膜への損傷を防ぐため、望遠鏡やカメラレンズなどの光学機器を通してレーザービームを直接見ないでください。
※レーザービームの反射を避けるため、鏡やガラスなどの反射面をレーザービームの進行方向に置かないようご注意ください。
ブルーレーザーの取り扱いに注意!
REVOPOINT Trackit パッケージ内容
開封・中身の確認
Scannerローリングケースを開封します
スキャナー本体と付属品がかなりゴツいケースに入っています
最初に到着したら付属品が揃っているか確認は必須ですね
武器でも入ってそうなサイズ感のもう一つのケースには
トラッカー本体と三脚やキャリブレーション用ポールが入っています
セットアップ・キャリブレーション
それではセットアップからキャリブレーションをサクッと
キャリブレーションを行う際にはある程度のスペースが必要なのでご注意ください
ソフトウェア:「Revo Metro」
今回は専用のソフトウェア「Revo Metro」を使用します。
※製品公開前の非公開バージョンのソフトウェアな為、UIや各種名称などは変更される可能性がございます。
キャリブレーション
初回起動時、輸送直後、または長期間使用していなかった状態の場合はキャリブレーションが必要となります
- キャリブレーションボートとポールのQRコードを読み取る
- USBフラッシュドライブを使って承認
- スキャナーのキャリブレーション:手動で2~3分
- トラッカーのキャリブレーション:一部手動位置合わせ&自動キャリブレーション部分でトータル約30分
キャリブレーション全体でかかった時間は約35分ほどでした
もしスキャン場所を時間契約している場合はある程度このあたりの時間も見越しておいたほうが良いですね
セットアップとキャリブレーションは公式動画を参照!
これまでのスキャナと違い
ある程度準備やキャリブレーションの工程を理解する必要がありますので
こういった公式動画はとても有り難いですね
早速スキャンしていきましょう!
スキャン:靴
靴をスキャンしてみました
一切マーカーなどはつけずにスキャンが可能です
マーカー無しでもちゃんとトラッカーがスキャナの位置を認識してくれるのでサクサクとスキャンができます
マーカー無しでもちゃんとトラッカーがスキャナの位置を認識してくれるのでサクサクとスキャンができます
かなりいい感じのディテール感です
凄い!
スキャン:ゲームパッド
一般的なゲームパッドをスキャンしてみました。
黒い部分と白い部分が混在していますが問題なくスキャン出来ました
なかなかいい感じ
コントローラホルダーなどを作るのには十分なクオリティだと思いますよ
十字キーと4つのボタンについてはもともとクリアパーツなので
ここも正しくスキャンしたい方はスキャン用スプレーなどを使用する必要があります
スキャン:ホイール
17インチのタイヤ付きホイールをフルスキャンしてみました。
黒や光沢部分も多く大型
過去のスキャナーでは苦戦しそうな代物でしたが…
とりあえず沢山スキャンしてみました
そして複数のスキャン結果を結合
こういう結合機能もこのツール上で簡単に行えるのは便利ですよね
一部スキャン出来ていない箇所がありましたので追加でスキャンを行います
いい具合にスキャン出来たのでメッシュ化まで進めます
出来ましたね!裏面までハイディテール!
マーカー無しでここまで綺麗にスキャンできました!
いやぁ気持ち良いクオリティ!
ちなみに今回適当に10回くらいスキャンした結果を合成しましたが
Revopoint社の方からアドバイスをいただきました
こんなに何回もスキャンする必要はなく
この場合はマルチポジションスキャン機能を使ったほうが良いとのことでした
今度時間があれば再挑戦してみたいですね
このホイールとインチ違いですが
過去に別のスキャナーでスキャンした結果と見比べてみます
当時は左の結果でも満足していましたが
Trackitは別次元の品質でした
REVOPOINT Trackit 総評
マーカー不要なスキャンは本当に快適!
これまで扱ってきたスキャナーで一番悩む部分が一気に解消されたように思います!
このスキャナに慣れてしまうと、マーカーをつけるタイプのスキャナーには戻れないですね
ただしスキャン時にトラッカーの場所に気を使う所や
ある程度自動ではあるもののキャリブレーションにも場所確保が必要なのは1つの懸念点かなと思いました
気になったところは無いの?
あぁそうですね
懸念点をあげるとすればスキャン時にトラッカーの場所に気を使う所ですかね
あとはキャリブレーションスペースの確保が必要なのは1つの懸念点かなと思いました
あとキャリブレーションはある程度自動ではあるもののそれなりに時間はかかるなぁと感じてます
そういえば
他にも色々スキャンモードがあるんじゃないの?
そうなんですよね
他にも別のモードでスキャンが可能です
今回試せていない機能
- シングルラインレーザースキャン
- マルチポジションスキャン
- トラッカーを使わない普通のマーカースキャン
このあたりは他合間を見て試してみたいと思っていますよ!
またスキャン出来たらSNSや動画などでシェアしていきますのでお楽しみに!
ということで『REVOPOINT Trackit』は現在CAMPFIREにて先行予約販売中!
かなりお安く入手できるのは
2025年8月15日迄ですよ!
ぜひチェックしてみてください!
リンク
REVOPOINT社の製品は過去にも幾つかレビューしておりますので、是非チェックしてみてください!
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