BlenderがついにiPad Pro(Apple Pencil対応)などを主なターゲットとしたタブレット向けインターフェース開発を開始!詳細がBlenderの公式開発ブログで投稿されました。
Blender for iPad
- 背景と目的
Blenderはマウスとキーボード中心のアプリですが、近年の高性能タブレット(iPad Pro、Surface、Huawei MatePadなど)でも本格的に3D制作が求められています。そこで、タブレット向けにBlenderを完全対応させる新規ブランチが開始されました。 - 対象プラットフォームと順次展開
初期はApple iPad Pro + Apple Pencilでテスト開発。将来的にはAndroidや他のグラフィックタブレットへの対応も視野に入れています。
タブレット向け設計の特徴とチャレンジ
項目 | 内容 |
---|---|
スクリーン設計 | 単一ウィンドウ+浮動パネル構成で、最小限の情報密度かつ操作効率を追求。 |
インプット方式 | マルチタッチ&ペン操作を前提に、ジェスチャー対応、リスト(handle wheel メニュー) を導入。 |
初期対応範囲 | オブジェクト操作とスカルプトに注力し、Grease Pencilやストーリーボード機能は順次対応。 |
タブレット固有の制約 | 小画面/タッチ前提/処理性能制限/外部ファイル連携の難しさなどに対応。 |
実装予定とUX改善(デスクトップへの反映も)
- 共通機能(PCにも反映)
クイックお気に入り・ショートカットオーバーレイ・タブ入りUI/切替ボタンなどがデスクトップにも導入予定。 - タッチ特化機能
・マルチタッチ&ペンジェスチャー
・複数エディター領域の操作
・ホイールメニュー(Ctrl/Cmd、Shift、Altなどに対応)
・ステータスバーのタップトグル表示など
今後のスケジュールなど
- SIGGRAPH 2025(7月・バンクーバー)でiPad Pro上のBlenderデモを公開予定
- Amsterdam本部(Blender HQ)やBlender Conference 2025でも体験会・意見交換予定。
- UI/UXデザイナーやタッチインターフェイス経験者の開発者の参加を歓迎 。iOS/Android対応にも拡大予定。
Blenderの為にPCを購入するという前にまずはiPadで…という時代がやってくるのかな。これは楽しみですね。
詳細はBlender開発ブログの投稿をチェックしてみてください!
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