brave rabbit StudioによるMaya用のスキンウェイトスムージングツール「brSmoothWeights」が公開されました!
※2024/04/13 – コメントにて導入方法を記載いただきました。ありがとうございます。記事内でも引用させていただきました。
brSmoothWeights – Advanced smoothing of skin cluster weights
brSmoothWeightsは完全に書き直され、全体を通してより良いパフォーマンスを提供する独自のペイントツールが付属しています。サイズと強さを調整すると、デフォルトのMayaスカルプトツールの動作が反映されます。このツールはマルチスレッド化され、速度が大幅に向上しました。新しい選択モードでは、ツールを切り替えることなく高速な頂点選択を合理化します。これを使用して、スムージングを特定の領域に制限したり、頂点がスムージングされないようにします。追加の価値があるのは、スムージングの深さのオプションです。この機能を使用すると、モデルを回転させることなく、メッシュの前面と背面を滑らかにすることができます。スムージングは、オーバーラップジオメトリを持つポーズメッシュにも適用できます。
デフォルトでは、brSmoothWeightsはシェルの境界を越えて滑らかになり、変形時のメッシュの整合性を維持します。この機能は全体的なスムージング性能を少し取り除きますが、通常のメッシュでは目立たないはずです。高解像度のシングルシェルメッシュを使用している場合は、速度を向上させるためにこのオプションを無効にすることも可能です。
さらに、新しいボリュームベースのスムージングでは、いくつかの不連続なシェルをスムージングできますが、デフォルトのスムージングはサーフェスベースです。ボリュームスムージングは、影響を受けないはずの領域にウェイトを簡単に取り込む可能性があるため、慎重に扱う必要があります。
ブラシの表示はヘルプ情報と同様にカスタマイズ可能です。brTransferWeightsは、ペイントまたは絶対ウェイトを設定することによって、スキンクラスタウェイトをある影響から別の影響に簡単に転送することを可能にする、スキンウェイト編集用の補完的なツールです。転送の方向はまたすぐに逆にすることができます。デフォルトでは、ソースインフルエンスのウェイトがデスティネーションインフルエンスに追加されますが、以前の値を完全に置き換えることもできます。
brSmoothWeightsおよびbrTransferWeightsはMITライセンスの条項に基づいています
対応Mayaバージョンは2016.5, 2017, 2018で、対応OSは、MacOS X, Windows 64 bit, Linux 64 bit.です。
これは入れておいて損はないでしょう。
是非お試しあれ!
導入方法(コメントにて情報ご提供いただきました)
githubからbrSmoothWeightsをダウンロード
↓
brSmoothWeightをzip解凍したら「brSmoothWeight-master」が2つ重なった状態で出てくる
↓
「brSmoothWeight-master」フォルダ直下に諸々のファイルが来るよう重なりをなくす
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「brSmoothWeight-master」フォルダ名から末尾の「-master」をなくす。
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mayaでdrag&dropファイルを実行すると自動でファイルパスなど指定してくれる。maya再起動したらスキニングメニューにbrsmoothweightsがあるはず。もしなかったらパス指定に日本語が扱われてるなど
公式にも説明されていないのでややこしい
リンク
brave rabbit » brSmoothWeights
brave rabbit
brave rabbit(@brave_rabbit)さん | Twitter
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