『桃CAD(洋裁CAD)』の開発者である工房奥谷(@tomosan119)氏による新たなアプリ『立体裁断アプリ』の動画が公開され注目が集まっています!
立体裁断アプリ
立体裁断アプリ、一通り動くようになってきた。まだバグ多いけど。 pic.twitter.com/6mwquR0tnf
— 工房奥谷 (@tomosan119) March 31, 2024
立体裁断アプリは開発中の洋裁3D-CADから立体裁断機能を抜き出したもので、CAD覚えたり製図法覚えたりするほど使用頻度のない人用です。本命のCADは原型型紙を利用するもので、(原理的に)補正の不要な原型をトルソーを差し替えるだけで生成できます。一度服の型紙を書けばトルソーを差し替えるだけでトルソーにフィットした型紙に変形します。 あと、スキャンデータを左右対称のトルソーデータに変換するアプリも公開しています。https://okt.jp/torso/torso_support.html
立体裁断アプリでの型紙の作り方
— 工房奥谷 (@tomosan119) March 21, 2024
8倍速です。あらかじめ着せる対象の3Dデータを置いておき、裁布の形をいろいろ変えて、だいたいうまく着せられたら完成。
これでだいたい上手くできるはず。きっちり作りたいときはCADを使いましょう。
ミクデータはお借りしたものです。 pic.twitter.com/4u0s3Hy7Bm
このアプリはとても気になりますね。
そもそも現在存在する『洋裁CAD(桃CAD)』や開発中の「次期洋裁3D-CAD」との立ち位置の違いに関しても言及されていました。
立体裁断アプリの立ち位置
服を人体にフィットさせる手法はいくつかあって、既存のアパレルCADはグレーディング(MLSサイズに展開)。洋裁始めて個人用のCADがないので作ったのが原型使って形状を変える桃CAD(旧洋裁CAD)。立体裁断はまだデジタル化されていないので、このニッチを埋めるのが今回のアプリ。 pic.twitter.com/XvUN3BbOfT
— 工房奥谷 (@tomosan119) March 31, 2024
となると『次期洋裁3D-CAD』の存在も気になりますよね。
次期洋裁CADで作ったスローパー
— 工房奥谷 (@tomosan119) February 10, 2024
標準男女、バストの大きい女性、恰幅の良い女性。
性別、年齢、体格を問わず同一の原型型紙で対応できるのが特徴で、3Dスキャンデータから作ったトルソーを差し替えるだけでトルソーに沿った形状に変形するしくみ。 pic.twitter.com/03YzRKlniS
アプリは現在開発中とのことで、今後の発展が楽しみですね!
昔からある旧アプリ『桃CAD(旧:洋裁CAD)』は今でも現在入手可能です。こちらはリリース17までは無料で18からはサブスク制になっている様です。気になる方はチェックしてみてください!
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