動物解剖学の古典名著を復刻した『エレンベルガーの動物解剖学』が2020年1月末に発売されます。動物のモデリングやリギングを行う際に、ネットで資料探しをすることが多いですが、ある程度情報がまとまったこういう本は1冊あるだけで重宝しますよね。是非チェックしてみてください。
- 大型本: 320ページ
- 出版社: ボーンデジタル
- 言語: 日本語
- ISBN-10: 4862464610
- ISBN-13: 978-4862464613
- 発売日: 2020/1/31
- 商品パッケージの寸法: 23.5 x 30 x 3 cm
書籍内容紹介
100年を超えて愛される、動物解剖学の古典名著を復刻! !
美しく描かれた精緻な画像からは、躍動する動物の息づかいまで聞こえてくるようです。動物を描く方には、表からは見えない構造を理解するリファレンスとしてお使いいただけます。
架空の動物を創造する方には、クリーチャーに実在感のある構造を与えるリファレンスとして役立ちます。
特長1
精緻に描かれたオリジナル図版に加え、日本語版では新しく構造名を記した線画が加わりました。
特長2
筋肉や骨などの働きや、特徴を解説したテキストを収録。
テキストはダウンロード可能。図版と見比べながら読み進められます。
特長3
オリジナル図版の生き生きとした描写をじっくり楽しめる、高解像度の画像と大判の判型です。
本書は、ヴィルヘルム・エレンベルガー、ヘルマン・バウムによって1900年ごろから出版された書籍「Handbuch der Anatomie der Tiere fur Kunstler(芸術家のための動物解剖学)」を1冊にまとめた、翻訳・加筆版です。
以下5巻を再現し、オリジナルの線画が加わっています。
・「第1巻ウマ」(出版年: 1898-1900)
・「第2巻ウシ」(出版年: 1896-1901)
・「第3巻ライオン」(出版年: 1905)
・「第4巻ヤギ・シカ・ノロジカ」(出版年: 1909)
・「第5巻グレートデーン」(出版年: 1911)
エレンベルガーの解剖学書は、出版当時より影響力が大きく、美術解剖学、比較解剖学、家畜解剖学、獣医学など数多くの動物解剖学書に引用されました。現在もなお、多くの人々に、学術書としても、美術書としても愛読されています。
美しい図版は、ヘルマン・ディットリッヒ(Dittrich, Hermann. 1868-1946)によります。画家の手による精緻な図版は、動物と動物の解剖体の両方を観察して制作されました。
ディットリッヒは、解剖写真そのものではなく、画面の中で生き生きとした状態に復元し、描き上げました。これが美術書としての価値を認められている理由です。
著者について
ヴィルヘルム・エレンベルガー(Ellenberger, Wilhelm. 1848-1929)は、ドレスデン獣医学校の解剖生理学の教授を務めた動物解剖学者。弟子で共著者のヘルマン・バウム(Baum, Hermann. 1864-1932)とともに、現代的な獣医解剖学および獣医生理学の始祖とされる。
概要目次
- はじめに
- 「第1巻ウマ」
- 「第2巻ウシ」
- 「第3巻ライオン」
- 「第4巻ヤギ・シカ・ノロジカ」
- 「第5巻グレートデーン」
コメント