ロシアのLight Engine LLCにより開発されている物理ベースのGPUレンダリングソフト「Light Tracer Render」のバージョン2.0がリリースされました!Windows や macOSに対応する他、無料&商用利用も可能なWebブラウザ版もあります!
Light Tracer Render とは
ロシアのLight Engine LLCにより開発&公開しているGPUを活用した物理ベースレンダリングソフトです。フォトリアルな仕上がりを得意とし、シンプルでわかりやすいインターフェイスが特徴的です。
Light Tracer Renderの特徴
- 直感的でユーザーフレンドリーなGUI
- すばらしい高品質なビジュアルをすばやく作成可能
- リアルタイムGPUレイトレーシングで高速描画
- 2種類の提供形態:単体動作するスタンドアロン(ネイティブ)版と、ブラウザ上で動作するWebバージョン
Light Tracer Render 2.0
- Causticモード/パスガイド:高速にコースティクス表現が可能に(デフォルトOFFなので有効にする必要がある)
- 透明な影:透過シャドウ手法により半透明オブジェに対する影の描画が正確になった為、車内・室内などの表現の幅が広がりました
- メッシュエミッター:任意のオブジェクトをメッシュライトとして扱うことが可能に
- IESプロファイルのサポート:IESと呼ばれる形式の業界標準ファイルをサポート
- 物理ベースの誘電体コート:クリアコートモデルが物理的に正しいレイヤードモデルに
- 新しいシャドウキャッチャー:反射をキャプチャする新しいリフレクションキャッチャーが利用可能
- その他の改善
- ジオメトリビルダー/拡張フロア:モデリングウィジェットを提供
- テクスチャスロットのUIが大幅改善
- カメラスロットがサポート
- オブジェクトの可視性状態
従来のパストレーシングと「Causticモード」を使用したレンダリング比較
Light Tracer Renderのライセンス・価格・動作条件
フリープラン | 月額プラン | 年額プラン | 永久ライセンス |
---|---|---|---|
無料 | $9/月 | $7/月×12 | $99 |
ネイティブ:使用不可 Web:制限あり | ネイティブ:フル機能 Web:フル機能 | ネイティブ:フル機能 Web:フル機能 | ネイティブ:フル機能 Web:制限あり |
個人利用OK 商用利用OK 一部機能制限あり メールサポート無し | 1 フローティングライセンス 常に最新ビルド メールサポート有り | 1 フローティングライセンス 常に最新ビルド メールサポート有り | 1 フローティングライセンス マイナーアップグレードのみ メールサポート有り |
スタンドアロン(ネイティブ)バージョン
有料のLight Tracer Renderのスタンドアロン(ネイティブ)バージョンは、Windows 10(64ビット)とmacOS Catalina以降(10.15以降)の両方で使用できます。
対応フォーマット:glTF、GLB、OBJ、STL、FBX、DAE、STEP、IGES、3DM、VOX
スタンドアロン版は公式サイトのトップからダウンロード可能:Light Tracer Render • 3D Rendering Software • Physically-based GPU renderer
Webバージョン
Webバージョンに関しては、互換性のあるWebブラウザ(Chrome、Firefox、Edge、Operaなど)の任意のデスクトップOS(Windows、Linux、macOSを含む)で動作します。
※ネイティブ版に比べ機能が制限されます。
対応フォーマット:glTF、GLB、OBJ、STL、VOX
Web版直リンク:Light Tracer Render Web Version
前のバージョンよりかなりパワーアップシている印象を受けました。反射キャッチャーは便利で良いですね!
無料のWeb版の他に、14日間使えるトライアル版(フル機能)もありますので、是非チェックしてみてください!
リンク
Light Tracer Render • 3D Rendering Software • Physically-based GPU renderer
Hello everyone! Light Tracer Render 2.0 is available now! 🥳
— Light Tracer Render (@ltrender3d) November 1, 2021
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