頂点カラーのレイヤー管理や複数UVチャンネルにPBRパラメータを格納する事が可能なBlender向け無料アドオン!「SX Tools for Blender」のご紹介。無料でオープンソースです。
SX Tool
SXツールは、一般的な2D画像編集プログラムのワークフローを参照する、マルチレイヤーの頂点カラーツールボックスと、ゲーム内のPBR(Physical Based Rendering)マテリアルを駆動する頂点色のアセット用の軽量コンテンツパイプラインです。このツールには、UnrealおよびUnityのベースラインシェーダーネットワークが付属しています。
- 2つの操作モードを搭載(シーン固有のモードなので後で変更不可)
- シンプルモード:マルチレイヤー頂点カラーを扱うのに最適
- PBRモード:頂点カラーにPBRパラメータを格納する特殊なモード
※PBRモードは複雑な機能なので標準の頂点カラーペイント機能との互換性はありません。
特徴
- マルチレイヤー頂点カラー編集
- レイヤーブレンドモード(アルファ、加算、乗算、オーバーレイ)
- オプションのノイズのあるカラーフィラー
- オプションのノイズを備えたカラーグラデーションツール
- 曲率ベースのシェーディング
- 頂点アンビエントオクルージョンベイク
- メッシュ厚焼き
- 輝度ベースのトーンマッピング
- オブジェクトのオブジェクトのカラースキームをすばやく置き換えるためのマスターパレットツール
- PBRマテリアルライブラリ
- クイック折り目ツール
- マジックボタンでモディファイアの自動化
- UVチャネル値によるマテリアルチャネルの編集(サブサーフェススキャタリング、オクルージョン、メタリック、ラフネス)
- 頂点カラーをUVチャネル経由でUnityにエクスポートして、標準のPBRマテリアルを駆動する
パッケージには、Unreal4のシンプルなマテリアルと、Unity 2019のHDRP&LWRP向けシェーダーの両方が含まれています。ゲームエンジンでの動的なパレットの変更は、サンプルシェーダーグラフでは促進されませんが、UVデータによるPBRマテリアルチャネルの駆動を完全にサポートしています。
現在、エクスポートチャネルは次のように設定されています。
チャネル | 関数 |
---|---|
UV0 | 通常のテクスチャリング用に予約済み |
U1 | ダイナミックパレットのレイヤーカバレッジマスク |
V1 | Ambient Occlusion |
U2 | Transmission |
V2 | Emission |
U3 | Metallic |
V3 | Smoothness |
U4 | アルファオーバーレイ1、アルファマスクチャネル |
V4 | アルファオーバーレイ2、アルファマスクチャネル |
UV5 / UV6 | RGBAオーバーレイ、オプションの追加カラーレイヤー |
UV7 | 現在使用されていません |
テクスチャが無くてもPBRを活用した質感表現が可能になります。
ポリゴン単位で質感付けが完了するようなアセットで大活躍しそうです。
ダウンロード先:released・FrandSX / sxtools-blender
詳しい使用方法はドキュメントを参照ください。※インストール方法も少しややこしいので、確認必須です。SX Tools for Blender Documentation
現在はパフォーマンスが改善されたv4が開発中。
機能が多く、私もまだちゃんと検証できておりませんが、これは中々有用なアドオンだと思います。ぜひお試しあれ!
リンク
FrandSX/sxtools-blender: Artist toolbox for multi-layer vertex coloring in Blender
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