早期アクセス版に続き、遂にUE5のプレビュー版「Unreal Engine 5 Preview 1」がリリースされました!
Unreal Engine 5 Preview 1
現在、最終的な出荷バージョンに向けて取り組んでおり、含める予定のすべての機能をテストする準備ができています。Nanite、Lumen、One File Per Actor、World Partition、MetaSoundsなどの以前に公開されたツールに対する多くの改善に加えて、いくつかのエキサイティングな新しいアニメーションツール、Large WorldCoordinatesの基礎サポートなどがあります。この投稿の後半で、もう少し詳しく説明します。
プレビューリリースにはまだ不安定性やその他の問題があり、本番環境では使用しないことを強調する必要があります。新しいツールやワークフローを試すために既存のプロジェクトを使用する場合は、既存のプロジェクトのコピーを作成することをお勧めします。ただし、最終リリースで修正できるように、残りの不具合を特定できるように、それらのペースを確認してください。発生した問題は、バグレポートページに記録してください。
アップデート内容(ざっくり)
沢山あるから気になったのだけ簡単に
- Nanite:安定性、品質、パフォーマンス、ツールやチェック環境改善
- Lumen:安定性、品質、パフォーマンス改善、広大なワールドにもスケールアップ可能なフル ハードウェア レイトレーシング、半透明でのグロス反射、半透明でのGI品質改善の半透明ファイナル ギャザー、ランドスケープのサポート
- 仮想シャドウ マップ(VSM):安定性、パフォーマンス改善、非 Nanite メッシュ タイプ対応、フォリッジのマテリアル タイプ(両面、サブサーフェス)対応
- パス トレーサー:安定性、パフォーマンス、機能完全性改善、ヘア プリミティブ対応、Eye シェーダーモデル対応、サンプリング、BRDF モデル、ライト トランスポート、サポートするジオメトリ種類などの改善
- World Partition(距離ベースのストリーミング ソリューション):安定性、パフォーマンス、機能完全性改善、ランドスケープ対応、シーケンサー対応、新しいストリーミング ソース 形状、ミニマップでの VT サポート、データ レイヤーでの階層サポート
- One File Per Actor (OFPA):安定性と品質の改善
- New!Large World Coordinates (LWC):巨大ワールドを作成するための基礎となる機能!ベースでの倍精度への移行に加えて、こうした変化によるオーバーヘッドを最小限にするために、パフォーマンス、メモリ最適化に注力しています。
- コントロールリグ:大幅はパフォーマンス改善、グラフ デバッグ ツール、動的階層と空間スイッチで、新スプラインツール、複数のコントロールリグで共有可能な関数作成
- New!距離マッチングとポーズワープ:少数のアニメーションセットが幅広いモーションに対応可能!Distance Matching(距離マッチング)はアニメーションの再生レートをコントロールして、ゲーム内のキャラクタのモーションにマッチ、Pose Warping(ポーズワープ)は動的にアニメーションのポーズを調整してゲーム内のキャラクターのモーションにうまくマッチ
- New!Anim ブループリント テンプレート:再利用可能なアニメーショングラフの作成、アニメーショングラフ アセットとしてエンジン機能をリリースすることが可能
- New!IK リグと IK リターゲッター:Unreal Editor でのスケルタルキャラクターのアニメーションがより簡単に効率的に。
IK Rig(IK リグ):スケルタルメッシュのポーズ編集のためのソルバとゴールをインタラクティブに作成
IK Retargeter(IK リターゲッター):異なるスケルトンを持ったキャラクター間でのアニメーション転送が可能。ランタイムでのリターゲットやオフライン作成も可能 - MetaSound:マテリアルのように MetaSound を他の MetaSound の中で構成が可能。プリセットを使ってグラフを再利用も可能。
アップデート内容の詳細はこちら
Unreal Engine 5 のプレビューリリースが利用可能になりました! – Unreal Engine
Unreal Engine 5.0 Preview – General / Announcements – Unreal Engine Forums
中々素敵ですね。
内容の変化についてツイートされているものをピックアップしておきます。
UE5 EAとPreview1の比較です。
— 青山敏之 (@AoyamaToshiyuki) February 23, 2022
1枚目は参考用のレイトレースですが、
これに比べてEA Lumenは、奥行方向の立体感を良い意味で嘘をついてくれていて
独特の立体感が強調されたシェーディングが唯一無二でとても好きだったのですが、
P1ではその味が弱まり、よくも悪くも普通に近くなってしまいました🥲 pic.twitter.com/48qAIqaKcq
#UE5 Preview1 版だとパッケージ化出来ますね。ビルド時間もすんごい短くなってる気がする pic.twitter.com/s0tjYC0Rne
— christinayan (やな) (@christinayan01) February 23, 2022
#UE5 Post Process VolumeにLumenパラメータしこたま増えてる :D
— christinayan (やな) (@christinayan01) February 23, 2022
Lumen Global Illumination / Reflection pic.twitter.com/Xs0f1q7s8o
If you’re starting to poke around #UE5 Preview 1 go check out Cube Grid in the Modelling tools! It’s so cool! You can just smash stuff out and prototype really quickly. Just select a region and drag while holding Ctrl. Use Ctrl Middle Click to shift the Gizmo around. #UETips pic.twitter.com/k3hoCoEwff
— Chris Murphy (@HighlySpammable) February 23, 2022
#UE5 NiagaraFluidプラグインをONにしてエディタを再起動したら、新規でNiagaraSystemアセットを作り、New system from a template~を選択してNext。
— Wataru Ikeda (@WataruVFX) February 23, 2022
たくさんのサンプルから好きな流体シミュを選ぶことができます。
このように流体を触るまでの準備は超簡単なので、ぜひ触ってフィードバックを! pic.twitter.com/iElcBb0eV5
Animブループリントテンプレート
— 九里江めいく@ゲーム制作系VTuber (@kuriemeiku) February 23, 2022
こうですか?わかりません!><
(シーケンスプレイヤ一個だけでやってるけど、AnimGraph共有できるのすご…!)#UE5 #UE5Study pic.twitter.com/Oy6WdTZwc5
コリジョンつきの水もテンプレートにあったヨ!レベルに置いてあるDynamic Objectに衝突して反応してる#UE5 #UE5Study pic.twitter.com/mEdPbOLvIs
— なん (@tarava777) February 23, 2022
これまた個人的に激推の #UE5 新機能 Geometry Script !
— shiotani (@YuyaShiotani) February 23, 2022
例として #UE4 に慣れてらっしゃる方だとBPを使って自分で好きなBSPみたいな物を作れる機能とイメージして頂ければと!
引用元の動画ではプラグインの有効化から簡単なデモBPの作成までをご覧いただけます!
これがほしかったにつきる!!! https://t.co/Q7JnpnGPzN
誰かLarge World Coordinates試してないのかなぁ…
そういえばあのUE5で作成されたマトリックスのデモも将来的にデータは無料公開されるらしいですよ。UE5本リリース時になるのかな?と勝手に予想してます。UE5 Preview 1 のインストールはEpic Game Launcherから可能です。是非チェックしてみて下さい。
リンク
Unreal Engine 5 のプレビューリリースが利用可能になりました! – Unreal Engine
Unreal Engine 5.0 Preview – General / Announcements – Unreal Engine Forums
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