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Deco 01 V2 Review - 6,500円と低価格ながら筆圧8192レベル&傾き検知を搭載したXP-Penの人気ペンタブレット(板タブ)を使ってみた!

この記事は約8分43秒で読めます

XP-Pen社による板型ペンタブレット製品(通称:板タブ)の中で、イラスト入門用として人気のモデル「Deco 01 V2」をご提供いただきましたので、どこまで使えるのか軽~くレビューしていきたいと思います。


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この製品は2019年後半にリリースされている為、既にレビュー記事がネット上に溢れています。Amazonレビューも星4.3とかなり良いみたいです。なので、うちで取り扱うのは今更感が否めないですが、それでもコスパ最強とのことで個人的にずっと気になっていた製品でした。

Deco 01 V2

Deco 01 V2 の特徴
  • 薄さ8㎜の本体と、10×6.25インチの大きな読み取りスペース
  • 筆圧8192レベル と 60度までの傾きを検知する充電不要なスタイラスペン
  • Android 6.0以上に対応
  • カスタマイズ可能なエクスプレスキーを8個搭載
  • フラットなデザインで自由な向きで使用可能
  • 価格\6,500(2021年1月現在)

めちゃくちゃ目立つ機能があるわけではないんですが、この価格でこのサイズと性能には驚きます。ちなみにこの「Deco 01 V2」は、「Deco01」からアップグレードしたモデルで、「Deco01」との違いは、Android 6.0に対応、傾き検知に対応、保護フィルムとOTG変換アダプタを同梱したくらいでしょうか?付属のペンもP03からP05に変更されています。

Deco 01 V2 のスペック
名称Deco 01 V2
作業エリア10×6.25 インチ
ペン読み取り解像度5080LPI
レポートレートMax. 266 RPS
読取可能高さ10mm
エクスプレスキー8個
本体側接続ポートUSB Type-C
接続ポートUSB
対応ペンP05 充電不要ペン
傾き検出レベル±60°
筆圧レベル8192 レベル
同梱品Deco 01 V2 ペンタブレット本体
P05 充電不要ペン
二本指グローブ
ペンのスタンド
クイックガイド
替え芯 x8
USBケーブル
保護フィルム
OTG変換アダプタ(USB to USB-TypeC)
OTG変換アダプタ(USB to Micro USB)
対応システムWindows® 10/8/7(32/64 bit)
MAC OS X ®10.10 以降
Android 6.0 以降

Deco 01 V2 の開封

綺麗な箱でした
本体は箱に対して一回り小さいのかな?と思ったら箱目一杯のサイズで収納されています。
スタイリッシュな感じで好印象です。
第一印象は、おぉ…この価格帯でこのサイズが買えるのか…という感じ。
対称なデザインなのでどの方向からでも使えますね。
本体厚さ8mm。USB端子(Type-C)がこちらに。
写真じゃ分かりづらいですが、透明保護フィルム(保護シート)も入っていました。上部だけに両面テープがついています。こちらはXP-Pen公式ストアから\2,000で単体購入することも出来ます。
フィルムを貼るとこんな感じです。質感はサラサラしていますです。ちょっと白っぽくなるのは残念かな。
続いて付属品
付属品は充実していますね。タッチ機能は無いのでグローブは不要な気がしました。
付属のクイックガイドは多言語対応。ちゃんと日本語もありました
ペンとスタンドと替芯、そしてUSB変換端子が2つ
P05 バッテリーフリー・スタイラスペン
普通ですかね。2ボタン搭載バッテリーレス。軽いです。公式ストアから\2,799で単体購入も出来ます。

個人的に最も重要視しているのは、ペンのボタンが2つあるかどうか。そこはクリアしていたので良かったです。

スタンドで縦置きした状態。横置き用の溝もあります(写真撮り忘れた)
スタンド裏にはペン先を取り外すために使う穴があります。
このスタンドは、サイドに書かれた矢印の方向に捻ると
開きます。
ここには替芯を8本収納出来ます。
何故か私のパッケージには芯が10本入っており、芯が2本余ってしまいました。そのままケースに放り込んでおきました。
ケーブルを挿した状態。L型端子かつUSB Type-Cなので有り難いですね。

PCへの接続と設定

この辺の解説は省略させていただきます。公式サイトから最新ドライバを取得しインストールし、PCとタブレットを接続すると、問題なく認識されます。Deco 01 V2|ダウンロード|XP-PEN公式サイト

ちなみに他社製のタブレットドライバが入っていると動作が不安定になるらしいです。事前にアンインストールしておいたほうが良いそうです。

ペン設定画面(公式ドライバ:v1.6.4を使用)

よくある感じの設定画面。必要な機能が集約されています。

さて、私がペンタブで3DCGツールを扱う場合必須な設定が1つあります。

ペンに搭載された2つのボタンを右クリックと中央クリックに割り当てることです。

2D・イラスト専用のソフトウェアと比べると、3DCGソフトウェアは中央クリックも使うケースが多のです。この設定が出来るかが、私がペンタブを選ぶ際の拘りというか、最低条件の一つです。(カスタム出来なかったSurfaceのペンには絶望しました)

筆圧のインジゲータが動く時は気持ち良い

一昔前の廉価版タブレットは1ボタンペンが多かったので当時は困ってた記憶があります。今は大抵のペンが2ボタン式を採用しているのでこのあたりは安心です。

次に、タブレット本体にある物理ボタン(エクスプレスキー)
勿論こちらもカスタマイズ出来ます。

8個のエクスプレスキー。クリック感は強め

ソフトウェアの登録も出来るので、ソフトウェア毎にキーを変更出来ます。(私は左手は専用デバイス・キーボードに添える事が多いのでこのボタンはあまり使用していません)

傾き検知は?

ペン設定画面に 傾き検知の確認画面がありませんでした…
これはXP-Penさん…早急に解決すべきですよ!

流石に気になったので、ドライバのダウンロードページに存在した New UI Betaドライバというものをインストールしてみました。

ペン設定画面(New UI Beta ドライバ:v3.0.8を使用)

レイアウトは今風な感じ?W社の設定UIもこんな感じですよね。

しかし残念ながら傾き検知モニター・設定画面はありませんでした。

傾き検知機能自体を無効化する事は出来るみたいです。

NewUI Betaドライバでは、ペンのサイドボタン設定もアプリごとに変更出来たりと、少し便利になっていました。

とりあえずこのドライバで使用を続けたいと思います。

マルチモニター向け設定

板タブでは基本的にペンの検知エリアを最大にモニター領域と動機させず、モニターと同じ縦横比になるように調整するのが一般的です。それは複数モニターを使用しているときも同じです。
複数モニタへの入力はエクスプレスキーに設定すればボタン一つで切り替えが可能です。

ただ1つ問題がありました。XP-Penでは縦横比の設定はモニター毎に保持できません。なので私のように隣に縦置きディスプレイを配置するタイプだと、この切替機能は使い物になりませんでした。

横置きに似合わせると縦置きでNG
縦置きに合わせると横置きでNG

仕方ないので1つの画面でマッピングして使用しています。
ここはソフトウェア側で早急に改善してほしいですね。

Deco 01 V2 使ってみた

導入までの前置きが長すぎましたね…すみません。

とりあえず傾き検知が正しく動作しているか気になったので、筆圧や傾きをダイレクトに感じられるExpresiiを試してみました。

ちゃんと傾きと筆圧検知してました!相変わらずこのツールは傾き検知付きペンタブと相性抜群ですよね。気持ちイイ…

Expresiiが気になった方はこちらの記事もチェックしてみてください。
Expresii Official Release – 技術発表から11年。本格的な水彩インク挙動を搭載したペイントソフトウェアが正式リリース!

傾き方向は少し精度が甘い?

筆圧の感度は良好でした。傾きも問題ないんですが、ペン読み取り可能な高さが10mmという事も影響しているのか、傾きの方向を大きく変える時、若干カクつくような感触があります。

ただ普通にペイントする中で、ここまで傾けたままペンの方向を変える事は滅多にないので、そこまで問題視しなくても良いと思います。

ちょっとガッツリ制作する時間を取ることが出来ていないので、軽く動かす程度にBlenderも触ってみました。

とりあえず猿を少しスカルプトしてみた

特に問題なし!
本当に問題がないので他に書けることが無いな…ネタが少なくてごめんなさい…

Deco 01 V2 の総評!

安いのに 特に問題なく使えるフル機能 板タブレット

この製品が初心者におすすめできるのも納得です。まず安い。そして欠点は少なく、尖っているわけでもない安定感。そして安い。

あとは耐久性がどうか…この辺りは継続的に使用してみないと判断出来ません。

Amazonなどの低評価レビューを見ていると、初期不良に遭遇していたり、直ぐに壊れたといった方がチラホラおられました。ただ総レビュー数からみても少数なので、たまたま外れを引いている可能性が高いですね。

人生初の中華製板タブレット

某大手タブレットメーカー製品しか使ったことが無い私は、今回が初の中華製タブレットでした。近年格安の中華製ペンタブレットがCG・イラスト業界でも注目を集めておりますが、XP-Pen社の製品はその中でも人気があるのも頷けました。調べてみるとXP-PENは2005年にブランドを立ち上げており、結構歴史が長いみたいですね。

それにしてもタブレットのレビューって難しいですね。普通に使える機種が増えた中、あとはもうその使用者の腕次第で、その製品が魅力的に見えてしまいます。あの人が使ってたからこのタブレットを使おう!とか、Youtuberのだれだれがオススメしてたからこれを使おうとか。

ただ重要なのは、自分に合うタブレットがなんなのか突き詰める事です。板タブか液タブか、製品のデザインが好みか、サイズ感はどうか、物理ボタンのレイアウトがどうか…、ペンの形状や持ちやすさ、重量、消耗品のコスパ、アフターサポート、といった所も判断基準になってきます。

ちなみに私は板タブ派だったりします。手のストローク量をおさえた描き方に慣れています。手首でペン先を動かすだけで、画面いっぱいにカーソルが動く状況がベストに感じています。(個人的な感想です)

Deco 01 V2 で改善してほしい所

  • 複数ディスプレイの切替時の比率保持が出来るようにしてほしい(上で書いたとおり)
  • 傾き検知のデバッグ表示・設定項目機能がほしい(上で書いたとおり)
  • 傾き方向の精度は少しカクつくので検出範囲をもう少し広くしてほしい(上で書いたとおり)
  • ツルツルな保護シート…ほしい

私はタブレットツルツル派です。同梱のザラザラシートはあまり好みではありません。
先日急遽アンケートを取りましたが、ツルツルは少数派のようでした…残念

保護シートはずせば良いという意見も先程いただきましたが、これがないと本体にゴリゴリと傷がつくようです(前モデルのレビューを参考)

まぁそんな事は置いておいて、きっとみなツルツルの良さを知らないだけだと思います。保護シートを同梱するならツルツルとザラザラ両方入れておいてほしいですね。

とりあえず「Deco 01 V2」
板タブ入門・サブ機として十分オススメ出来る製品だと思いますよ。

追記:Android対応部分は今回検証できておりません(私の手元に最適なAndroid端末が無いため)

是非チェックしてみてください。
Deco 01 V2 ペンタブ、板タブ|XP-PEN公式サイト

Amazonと公式ストアのリンクを貼っておきます。
気になった方はこちらからポチっていただけると嬉しいです。

XP-Pen Deco Deco 01 V2 | Amazon
XP-PEN Deco 01 V2 ペンタブレット アップグレード版 | XP-PEN公式ストア

可愛いパッケージのものもあるみたいです。
XP-Pen Deco 01 V2 イラストコンテスト記念セット | Amazon
Deco 01 V2 ペンタブレット イラストパッケージ版 デジタル絵、デジタル手書き | XP-PEN公式ストア

2019年8月16日以降、XP-PEN 購入特典プレゼントとして、指定のXP-Pen製品を購入し登録を行うとArtrageとopenCanvasのどちらか1本のダウンロード権を獲得することが出来ます。
購入特典|XP-PEN公式サイト

ちなみに2021年新製品として、小型なDeco miniのワイヤレス対応製品「Deco mini7W」も増えているみたいですね。「Deco 01 V2」がこのクオリティなら、こちらも期待できる?ワイヤレスの遅延がどれほどか気になりますが、気になる方はチェックしてみてください。

XP-Pen Deco mini7W | Amazon
XP-PEN Deco mini7Wワイヤレス接続で利用可能のペンタブレット | XP-PEN公式ストア


余談ですが、今回商品撮影の為に、撮影ボックスを導入してみました。撮影はiPhoneのカメラなので写真の画質はちょっと残念ですが、部屋がとっちらかってても背景の映り込みが気にならないのでとても便利ですね。今後の商品レビューが捗るかもしれません?

サンワダイレクト 撮影ボックス 40×40cm 折りたたみ LEDライト付き 背景4色付き USB電源 200-DG015

格安な中華製撮影ボックスと迷いましたが、安定のサンワサプライ…と思い奮発して一番でかいやつ(60 x 60cm)にしました。それが正解だったかは不明…


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