Zibra AIによる、AIベースのオブジェクト近似を利用した、画期的なリアルタイムの流体シミュレーションプラグイン「Zibra Liquids」のUnreal Engine対応版がリリースされました!無料版もあります!
Zibra Liquids for Unreal Engine
Zibra Liquidsは、リアルタイム3D液体物理シミュレーションのためのクロスプラットフォーム、GPUベースのソリューションで、エフェクト作成を容易にし、優れたビジュアルを実現し、リアルな物理を追加するために開発されました。
カスタム物理ソルバーと、ニューラルオブジェクト表現のための独自の人工知能ベースの技術を搭載し、これまでにないほど簡単に液体を扱うことができるようになりました。
Zibra Liquidsを使用すると、Unreal Engine上で高性能な3Dリアルタイム液体シミュレーションを行い、高品質のビジュアルや、インタラクティブな物理演算に基づくゲーム メカニクスを作成することができます。
直感的な UI を備えたこのソリューションには、幅広い機能と、液体の外観や挙動を自由にカスタマイズするための複数の視覚的・物理的パラメータが搭載されています。
特徴
- リアルタイムの3D液体シミュレーション
- ベストインクラスのパフォーマンス
- 任意の形状の3DオブジェクトとのAIによる高速なインタラクション
- Unreal 物理シミュレーション システムを使用した力の相互作用
- 力場 – 放射状、指向性、渦巻き状
- コライダー摩擦
- 複数の物理的な流体パラメータ:重力、剛性、粘性、表面張力、その他
- さまざまなマテリアル パラメータ: 色、反射色、放射色、粗さ、金属性、不透明度、その他
- カスタムゲームメカニクスを作成するためのブループリントとC++サポート
- シンプルで直感的なUI
Zibra Liquids は、圧縮された SDF ニューラル表現形式で 3D モデルを使用できるようにします。これにより、複雑なオブジェクトの相互作用が非常に効率的になり、メモリと計算が効率的になります。SDF のニューラル表現の品質は、Unreal Engine SDF の最高品質バージョンに匹敵しますが、UE SDF の最低品質バージョンとほぼ同じくらい少ない量のメモリを消費します。同じ品質の Unreal Engine 5 SDF よりもメモリ効率が最大 10 倍優れています。
UE版解説記事:Zibra Liquids for Unreal Engine is out! / Blog / Zibra AI
無料とフルバージョン
無料版はデモ用に作成されており、限られた数の機能をサポートし、ソリューションをテストしてプロジェクトに適合することを確認できます。 無料版ではプラグインの機能をフルに活用できません。有料版でAI によって加速された任意の形状の 3D オブジェクトとのインタラクションなどの最先端の機能を使用できます。
相違点のリスト
Zibra Liquids Free | Zibra Liquids | |
---|---|---|
パーティクル数制限 | 200万 | 1,000万 |
解析型コライダー(立方体などの単純な立方体や球体のような単純な形状ををコライダーとして使用) | 最大5個 | 無制限 |
ニューラルコライダー(静的ジオメトリをコライダとする) | ☒ | ○ |
コライダー摩擦オプション | ☒ | ○ |
表面張力オプション | ☒ | ○ |
最低速度オプション | ☒ | ○ |
フォースの相互作用機能 | ☒ | ○ |
エミッター | 1 | 無制限 |
ボイド | ☒ | ○ |
検知器 | ☒ | ○ |
フォースフィールド | ☒ | ○ |
マニピュレータの統計情報(例 パーティクル数 ボイドによる破壊数) | ☒ | ○ |
初期状態のベイク(近日公開) | ☒ | ○ |
無料版を試されている方の動画
サクサク動くなら中々良さそうです。Unity版が羨ましかったので、UEにも登場してくれて嬉しいですな。
Niagara Fluidと比較してみたいところですね。
「Zibra Liquids」の価格は$149.99で、日本円だと2万5千円ほど。UE4、UE5に対応し、UEマーケットプレイスにて購入可能です。無料版はほぼ動作確認体験版みたいな位置づけですね。是非チェックしてみてください。
リンク
Unity版に関しては過去記事を参照ください。
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