物理挙動をベースとしたキャラクターアニメーション制作ソフトウェア「Cascadeur」のオープンβテスト版がリリースされました。このオープベータ版で作成したモーションデータを商用利用してもOKだそうですよ!
最新の紹介映像
Cascadeurの特徴
- 物理ベースのキャラクターアニメーション。
- 短時間で高品質のアニメーション作成。
- モーションキャプチャに追加、または置き換わる可能性を秘めている。
- キャラクターアニメーションを扱うのに適した簡単なインターフェース。
- キャラクターリグのクイックセットアップ機能。
- 初心者でもすばやく学習して素晴らしい結果を得ることが出来ます。
- 物理学ベースのディープラーニングツール
Cascadeur Open Beta
1年以上開発された後、Cascadeurのオープンベータ版(OBT)がダウンロードできるようになりました!
新しいコアアーキテクチャ
クローズドベータ版(CBT)からOBTバージョンへの進行状況は、外側では微妙に見えるかもしれませんが、内側ではコアアーキテクチャ全体が修正されています。 その結果、Cascadeurのハードウェア効率と一般的なパフォーマンスが大幅に向上しました。 新しいデータ駆動型のコア設計により、ソフトウェアをより簡単に最適化し、将来的にバグをより迅速に排除することができます。
リグ作成の改善
コアの再設計の1つの目標は、実行時にリグを適応可能にすることで、Cascadeurのリギングプロセスを簡素化することでした。 私たちはまだそこにいませんが、最適化されたコアアーキテクチャにより、この方向に進むために必要な基盤を築きました。 Cascadeurの長期的な取り組みは、リギングプロセス全体を通じて視覚的なフィードバックを即座に提供することです。 それにもかかわらず、新しいOBTバージョンでは、リグ作成ツールの改善と、よりユーザーフレンドリーなコントローラーの動作や補間の改善などのその他の利点が提供されています。
QMLへのGUI変換
過去数か月の間に、私たちはGUIを古いQWidgetsから新しいQML標準に移行しました。 この目標は達成され、この重要な移行により、QWidgetsの使用に伴ういくつかのGUIバグを取り除くことができました。
逆互換性の問題
残念ながら、新しいコアに切り替えると、下位互換性の問題が発生しました。 アーキテクチャが最適化されているため、Cascadeurの以前のバージョンで作成されたシーンは、OBTバージョンでは機能しません。 問題は、古い.cascシーンがベイクアニメーションとメッシュのジョイントとしてのみロードされることです。 ただし、それらをOBTバージョンに転送する簡単な方法があります。 詳細については、この変換手順を参照してください。
ライセンスモデルの変更
そして最後に、重要なことに、ライセンスモデルを簡素化しました。Cascadeurの新しいOBTバージョンで作成されたアニメーションは、Nekkiの許可を求めたり、ライセンス料を支払うことなく、商用ゲームや映画で自由に使用できます。
※ベータ利用者向けメールに記載されていました。念の為利用規約やライセンス周りはチェックしておいたほうが良いですね。
ShadowFightシリーズもCascadeurを採用!
スマホ向け格闘ゲーム「ShadowFightシリーズ」はCascadeurで作られたそうです。知らなかった!
現在の対応OSはWindowsとLinuxのみで、MacOSXも予定されているみたいです。
ダウンロードするには無料のサインアップが必要です。
FAQを見た感じ、将来的には有料化されるツールではあるので、
無料で沢山触れる今のうちにチェックしておいたほうが良さそうですね
是非お試しあれ!
リンク
Cascadeur – the physics-based animation software. A breakthrough in character animation
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