UE4用の流体系素材生成VFXツール「FluidNinja VFX tool 」でお馴染みAndras Ketzer氏が新たに「FluidNinja LIVE」というリアルタイム&インタラクティブな流体表現を実現可能なソリューションを開発中です!
FluidNinjaプロジェクト
FluidNinjaプロジェクトは、Unreal Engine内での流体シミュレーションに焦点を当てています。以前紹介した事のある 「FluidNinja VFX Tools」はベイク用、今回紹介する「FluidNinja LIVE」は非ベイク/リアルタイム流体シミュレーション用です(2つのプロジェクトを区別することは非常に重要です)
「FluidNinja VFX tool 」に関しては、過去記事をご確認ください。
FluidNinja LIVE
「FluidNinja LIVE」は、リアルタイム流体シミュレーション用の完全なツールキットとして提供されます:LOD、メモリ管理、ウェイク/スリープ管理、ゲームのキャラクターや車両で使用できるアクターコンポーネント、プリセットを開発および管理するためのGUIを搭載
「FluidNinja LIVE」は「FluidNinja VFX Tools」と同じ方法でNiagaraを駆動できます(たとえば、粒子のリアルタイム速度フィールドデータを提供します)-しかし、これはオプションのパイプラインであり、必須ではありません/ツールキットはNiagaraに焦点を当てていません。
2つの主な使用モード
- Environment VFX:さまざまな相互作用のためにセットアップでき、独自のメモリとLODを管理し、インターフェイスを介して制御できる自律型コンテナ
- Character VFX:コンポーネントを介して任意のアクターに追加できます。
シミュレーション駆動可能なもの
- メッシュ、ボーン、ソケット、および破壊可能なものからの位置データ
- テクスチャとマテリアル、
- シーンキャプチャカメラとストリーミングビデオ入力
ワールドスペースのベロシティから生成している様子
マテリアルをベースに生成している様子
シーンキャプチャから生成している様子
ビデオストリーミングから生成している様子
FluidNinja LIVEのパフォーマンスや下位互換
FluidNinja LIVEは、今後のNiagaraの”simulation stages”機能やアンリアルエンジン5の流体シミュレーションとは対照的に、LIVE IS NOT NEXTGEN:下位互換性(UE 4.20以降)と最適なパフォーマンスに重点を置いています:モバイルデバイスで実行されます。 VRに関してはバージョン1.1までは実装されません
サムスンのスマホで動作している様子がこちら
FluidNinja LIVEのリリース時期について
FluidNinja LIVEは、2020年第4四半期に「FluidNinja VFX Tools」と同じ価格帯でベータ版としてバージョン0.9がリリースされる予定です。
「ベータ」ステータスは、テストとユーザーフィードバックを受け付けている状態で、バグレポートと機能リクエストの両方を意味します。 ベータ版には最小限のドキュメントが付属します。
使用法や教材などは、2020年12月から2021年4月の間にその場で開発されます。
リリースされたら是非触ってみたいですね。
最新の開発状況等は、公式ツイッターやYoutubeから追う事が出来ますので、是非チェックしてみてください。
最新動画追加しておきます。
リンク
Raymarching & Collision test in Unreal Editor @FluidNinjaLIVE#FluidNinja #UnrealEngine #UE4 #realtimevfx #vfx #fluidsimulation pic.twitter.com/VVKQLARfcV
— Andras Ketzer (@FluidNinjaLIVE) November 2, 2020
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