Evelyn SchwabによるUE5向けプラグイン「Modular Camera Dynamics」がリリースされています。補正の効いたカメラ挙動を手軽に実装出来るとか。
Modular Camera Dynamics – Overview and Quick Start Guide (Unreal Engine 5 Plugin)
Modular Camera Dynamicsは、Camera Modifierシステムを拡張したもので、高度なゲームプレイカメラビヘイビアを構築するためのモジュラーアプローチを、短時間で反復できるように設計されています。
複雑なゲームプレイカメラモードも、追加コードなしで瞬時に設定できます。Modular Camera Dynamicsには、理想的なゲームプレイ・カメラを構築するための14のビルトイン・カメラ・ビヘイビア・モディファイアが含まれており、ブループリントまたはC++による追加モディファイアの開発もサポートしています。
カメラ・モードとモディファイアは、プレイイン・エディター中に繰り返し使用したり、ゲームプレイ中に追加/削除したり、ランタイム中に自動的にブレンドイン/アウトすることができます。Unreal でのダイナミックなゲームプレイ カメラ システムの作成が、かつてないほど簡単になりました。
- モディファイアを自動ブレンドするインスタンス化されたカメラモディファイアシステム
- 自動ブレンドのためにカメラモディファイアをバンドルするためのカメラスタックデータアセットと、結果を即座に確認するためのプレイインエディタ中のスタック内のカメラモディファイアの反復。
- 14種類のカメラビヘイビア
- 5つのサンプル/プリセットカメラモード。
- Camera Modifiersの機能を拡張する、カスタムPlayer Camera Managerクラス。
14種類のカメラビヘイビア
位置ベース
- Position Base:カメラの基準位置を以下のいずれかから取得します
グローバル位置、プレーヤーのローカル位置、プレイヤー上のソケットの位置、プレーヤーの目の高さ - Position Offset:グローバルまたはローカル空間で、指定した量だけカメラをオフセットします。
- Position Distance:カメラのローカルX軸を指定量オフセットします。
- Position Lag:カメラの位置をさまざまな方法で滑らかに補間します。
- Position – Velocity Offset:プレイヤーの速度に基づいてカメラの位置をオフセットします。
- Position – Dynamic Z:プレイヤーが地面に接地している場合や、プレイヤーが地面を離れてから移動した距離など、さまざまな要因に基づいてカメラのZ位置を調整します。
- Rotation Override:指定したオイラー回転にカメラの回転をオーバーライドしたり、特定の場所、アクタ、コンポーネント、ソケットにカメラの照準を合わせます。
- Rotation from Velocity:プレイヤーの速度とカメラの回転が外部から変更されてからの時間に基づいて、カメラの回転を徐々に方向転換します。
- Sweep Basic:指定した位置からカメラの位置までをトレースし、障害物を見つけるとカメラの位置をその位置にオフセットします。
- FOV Adjust:指定された操作と大きさで視野を調整します。
- FOV from Pitch:カメラのピッチに基づいて視野を調整する。
キャラクターの移動先に合わせて良い具合に補正してくれるような感じです。
これ良さげですね、ということで個人的なメモです。
カメラ周りって突き詰めると作業終わらないんですよね。こういうプラグインは良さそう。
「Modular Camera Dynamics in Code Plugins」は$49.99(約8,000円ほど)でUEマーケットプレイスにて販売中です。カメラ挙動にお悩みの方は是非チェックしてみてください!
リンク
Modular Camera Dynamics, my new camera plugin which I've been showing off, is now available on the Unreal Marketplace! pic.twitter.com/CbpsNwxNSg
— Ev Schwab (@evelyn_schwab) July 26, 2024
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