『Affinity』シリーズを手掛けるSerifを2024年にCanvaが買収しましたが、この度遂にCanvaは『Affinity Designer』『Affinity Photo』『Affinity Publisher』をひとつに統合した新ツール『Affinity』を完全無料化でリリースしました。ということで業界が色々と盛り上がっていますね。
新しいAffinityへようこそ
『Adobe Illustrator』の対抗ツール『Affinity Designer』、『Adobe Photoshop』の対抗ツール『Affinity Photo』、『Adobe InDesign』の対抗ツール『Affinity Publisher』これらの3アプリは、すべてが1つのアプリ『Affinity』に統合され、完全無料で提供される。
新『Affinity』は、以下のような複数のワークフローを1つの環境で切り替えることなく、シームレスに行き来できる のが最大の特徴。
- ベクター・グラフィックデザイン
- 写真編集・レタッチ
- ピクセルベースのペイント
- レイアウト・出版(DTP)
Affinityのその他新しい特徴
- ファイル形式も統合された「.AF」拡張子へ
- すべてのデータが1つのプロジェクトファイルで完結
- すべての人に対して永久に無料
- Canva Premiumユーザーは、AI機能など一部の拡張機能にアクセス可能。
※AI機能を除いたAffinityの全機能は完全無料で利用可能
※Canvaの有料連携は「追加オプション」扱い
これはすごい…
Adobeのサブスクに疲れた人たちにとって、これは大きなニュース。
「買い切りでもなく、サブスクでもない“完全無料のプロツール” 」まるでBlenderのようだ…
今後のクリエイティブ業界の勢力図を塗り替えるかもしれません。
なぜフリーなのか
無料化の理由
- 「すべてのデザイナーが公平にツールへアクセスできる世界を」
高価なサブスクリプションモデルやロックインに依存しない、“クラフト(創作)を尊重するツール” を提供するため。 - 「業界の変化を促すため」
クリエイティブ業界に蔓延する「ゲートキーピング(囲い込み)」から、「ジェネロシティ(寛容・共有)」への転換を目指す。 - 「Canvaによる持続可能なビジネスモデル」
Affinityを買収したCanvaが、すでに大規模な収益基盤を持っており、無料化しても品質・信頼を損なうことなく支援できる体制がある。
Canvaとの関係性
- Canvaの有料プラン(Canva Premium)ユーザーは、Affinity内からCanva AIや一部の機能を利用可能に。
- 逆に、Affinity単体アプリはすべての機能が無料で提供され続ける。
- Canva側としても、Affinityを使うプロが増えることで、企業全体のデザインワークフローがCanvaへ流れるという好循環を狙っています。
ちなみに私はAffinityシリーズの初期のバージョン購入してたんですけどね…
実際運用上Photoshopに置き換わることは無かったのですが、今後の事を考えるとちょっと検討したくなります。
手がPhotoshopに慣れすぎていて移行出来るか心配ですがやってみよう…













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