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Creality CR-Scan Lizard Review - 黒色もイケる!?マーカーレスで0.05mmと高精度な新3Dスキャナーを試してみた!日本国内での予約販売もスタート!

この記事は約5分53秒で読めます

Creality社様から2022年新発売される3Dスキャナ ー「CR-Scan Lizard(シーアールスキャン リザード) 」 をご提供いただきましたので軽くレビューしてみたいと思います。


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CR-Scan Lizard(シーアールスキャン リザード)

「CR-Scan Lizard」はCreality社による、2022年最新の3Dスキャナーす。

CR-Scan Lizardの特徴

  • 0.05mm超高精度スキャンが可能
  • 10FPSで動作
  • 自動追跡でマーカーレススキャンが可能
  • マルチスペクトル技術により直射日光下や黒いものに対応!​
  • 簡単に使える優秀なソフトウエア
  • カラー対応(カラーキットが必要)

製品スペック

製品名Creality 3Dスキャナー
モデルCreality CR-Scan Lizard
本体サイズ84×155×46mm
本体重量370g
本体カラーホワイト
スキャン精度0.05mm
シングルキャプチャ範囲200 × 100mm
点群データ間隔0.1~0.2mm
最小スキャンサイズ15×15×15mm
最大スキャンサイズ1500 × 1500 × 1500mm
スキャン可能距離150~400mm
スキャン速度最大10FPS
光源LED+NIR
位置合わせ方式全自動視覚追跡
直射日光下対応
黒いもの対応
出力形式OBJ/STL/PLY
対応OSWin10 64bit 8G
MacOS 11以降 8G(M1チップは7月以降対応予定)
生産地中国
専用ソフトウェアCR Studio

最近安価な3Dスキャナーが増えてきましたが、「CR-Scan Lizard」は中々良い感じのスペックですね。
ちなみにこのスキャナはPCに接続して使用しますので、動作要件を満たすPCが必要です。

CR-Scan Lizard 開封してみた

ご提供いただいたのはキャリーケース付きのものなので、最初から全ての製品がケースに収納されています。これは嬉しい!

内容物はご覧の通り。

CR-Scan Lizard本体、接続用ケーブル、ターンテーブルの土台とプレート、電源アダプタと変換コネクタ類、USBメモリ、USB-C電源取り出しケーブル、ターンテーブル用USBケーブル、三脚、三脚ネジ、シリコンカバー(青・黄)

必要な物は一通り揃っていますので、PCがあれば直ぐに使用することが出来ますね。

本体は握ると少し大きめなので、落として傷をつけてしまわないように付属のシリコンカバーをつけておいたほうが良さそうに感じました。青をチョイスしましたよ。

スキャン方法は3通り

大きさに合わせて使い分けると良さそうですね。一応1つのオブジェクトのスキャンを行う際でも、スキャン方法は組み合わせて使用することも可能です。

専用ソフトウェア「CR Studio」

付属のUSBメモリには専用ソフトウェア「CR Studio」のα版やPDFマニュアル入っていました。。

「CR Studio」はスキャン時の制御や管理、マルチポジション自動調整や自動ノイズ除去、点群の編集など多彩な機能を備えている専用ソフトウェアです。

設定から日本語化できました。今回ソフトの細かな使い方は割愛させていただきます。

スキャンしてみた:木製ハンドメイドオブジェ

イベント会場で購入したハンドメイドな木製オブジェを、テーブルモード(ターンテーブル+三脚)でスキャンしてみました。

木目っぽいディテールも上手くスキャン出来てて良い感じですね。特徴的な形なので、自動結合もうまく動作しました。

スキャンしてみた:ぶたの人形

次は金の豚(ソフビフィギュア)
組み合わせモード(ターンテーブル+手持ち)でスキャンしてみました。

ちょっとスキャン漏れで穴が開いている箇所がありましたが、追加スキャンなどを行うことで概ね問題なくスキャン出来ました。

こういう特徴的な形のオブジェクトはスキャンしやすいです。

スキャンしてみた:黒いもの1(超艶あり)

黒いモノもいけるんだぜって聞いて、挑戦的な気持ちでシルク系黒フィラメントのオブジェクトを3Dプリントして用意してみました。

結果は惨敗。

黒でも艶が多い物は少し厳しそうです。判定はしてそうなものの、いざ点群が生成されると地面のプレートしか残っておりませんでした。

こういった物をスキャンする際には、パウダー系のスプレーを使用して艶を抑えると良いです。3Dスキャン専用のスプレーもありますが、制汗系スプレーでも代替可能です。
ということで今回もパウダー系制汗スプレーで艶を抑えてみました。

艶をなくしたので問題なく認識され、3Dスキャンを行うことが出来ました。

ちょっと距離のとり方があまかったのか、ところどころ荒れてますが、
マットブラック(艶消しの黒)だとうまくいくことがわかりましたね。

もう少し距離感をつかめれば精度を上げてスキャンできそうな気がします。

スキャンしてみた:黒いもの2(マットブラックな左手用デバイス)

もう一つマットブラックないい感じのデバイスが手元あったのでスキャンしてみました。
何なのか…は省略しますが

黒色でも問題もなく全体がスキャン出来てます!!!
小さな突起や溝もスキャン出来ていてかなり優秀ですね。

細かなスキャンの様子は動画で!

Youtube動画も用意しておりますので、こちらもご確認ください。

ついでにチャンネル登録もよろしくお願いします。

CR-Scan Lizard の総評

3Dスキャンはますます身近な存在に!

個人向け3Dスキャナーの性能はどんどん向上していますが、今回木目などの細かな凹凸までもスキャン出来ていたのは驚きでした。ここまでスキャンできたら業務でも一部活用出来る気がします。

でもどう使うの?色は撮れてないよね?

そこは気になりました。どうやら カラーテクスチャのスキャンは別途オプションの「カラーキット」を使用すれば可能とのことで、今回それが出来なかったのは少し残念です。

カラーテクスチャのスキャンは別途オプションの「カラーキット」が必要
カラーキットの内容「三脚・カメラコントロールケーブル・ブラケット・ライトボックス」
スマートフォンまたはカメラをセットしスキャンすることで、色付きの3Dモデルを生成することが可能です。

「カラーキット」では手持ちのスマホやカメラからのカラー情報をテクスチャ化できるみたいなので、高画質テクスチャを作れる可能性が高いですね。結構期待しています。

あとは黒いもののスキャン。これはずっと課題だったと思うんですが、
艶のない黒いものであればそこまで意識せずに問題なくスキャン出来たのも驚きです。

あえてツヤツヤした黒いオブジェを用意したけど、スキャン出来なかったね…

艶のあるものや透明なものは、表面にパウダースプレーを施すなどの対処はが必要ですね。
確実に精度を上げてスキャンしたい場合はこの辺も検討しておかないといけないです。

次にソフトウェア「CR Studio」は、最初はわからない事だらけでしたが、数回使っていくうちに慣れました。
機能も豊富で、1つのソフト内で編集作業が完結するのが良いですね。
ただ初心者向けという感じではないので、こういったソフトに不慣れな方は最初は少し戸惑うかもしれません。

そういえば日本語表記変じゃなかった?

日本語にすると逆に理解不能な項目も多かったので、翻訳が安定するまでは英語表記のほうが良いかもしれません。

あと何回か落ちましたが、これは開発途中のα版なので、正式リリース時にはきっと改善されているでしょう。
また、自動位置合わせ機能は思い通りに行くことが少なく、多少位置調整をしたり、マーカー機能を使うなどして手動で修正することが多かったです。こちらも今後のソフトウェアの改善に期待したいですね。

まぁ色々書きましたが、なんだかんだでかなりいい感じの3Dスキャナーでした。
身の回りのものを色々取り込んで、作品内に取り込んだり、3Dプリントするのも良さそうです。

豚をUE5の街に置いてみた

あとはこの手のスキャナで今後期待したいのは、スキャン可能な距離や範囲を広げてほしいなと思いました。
ターンテーブルよりも大きな物をスキャンする場合は、どうしても時間がかかってしまいます。

そんな「CR-Scan Lizard」が2022年4月1日14:00よりMakuakeにてクラウドファンディングを開始しております!
プロジェクト終了の2022年5月30日18:00まで早期予約が可能です!

割引され約5万円程からの価格で購入が可能となっております。お安く購入したい方はお早めに!是非Makuakeサイトの方もチェックしてみて下さい。

リンク

最高の3D体験を!マーカー不要・片手操作、超高精度3DスキャナーCreality|マクアケ – アタラシイものや体験の応援購入サービス

Screenshot of www.makuake.com

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