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Creality Ender-3 V3 Review - CoreXZ構造採用で高速&安定出力!Creality社の初心者・中級者向け最新3Dプリンターのレビュー!色々プリントしてみました!

この記事は約6分39秒で読めます

Crealityによる2024年新登場の3Dプリンター「Ender-3 V3」ご提供いただきましたので、早速紹介していきます!


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Creality Ender-3 V3

Creality社の3Dプリンター最新モデル「Ender-3 V3」はこれまでのEnderシリーズの進化形として登場。この3Dプリンターは、エントリーレベルから中級者向けに設計されており、使いやすさと高い性能を兼ね備えています。

特に、CoreXZ構造を採用した安定性による高速プリントや自動レベリングやが特徴的です。

過去のモデルと比較しても
かなりスタイリッシュだなぁというのが第一印象。

Creality Ender-3 V3 の特徴!

  • 高速プリント:CoreXZ構造を採用し最大プリント速度600mm/sを実現!
  • オートレベリング:自動Zオフセットと完全オートのレベリング機能を搭載し手動調整が不要!
  • 300℃対応のホットエンド:300℃まで対応可能なホットエンドでさまざまなフィラメントに対応!
  • デュアルモデルクーリングファン: 即時冷却のための二つの強力なファンを搭載!
  • 一体型ダイキャスト技術のメタルボディ:高剛性で安定性の高いアルミニウムボディ
  • クイックリリースノズル構造で交換が簡単
  • 安定性の高い押出システム

エントリー向けモデルでも機能てんこ盛りになりましたね。
本体デザインも洗練され、家電として自宅に馴染みやすくなっている気がします。

Creality Ender-3 V3 のスペック

造形サイズ220x220x250mm
本体サイズ358x374x498mm
パッケージ寸法541x418x245mm
本体重量7.83kg
印刷速度≤600mm/s
加速度≤20000mm/s²
印刷精度±0.2mm
レイヤー高さ0.1-0.35mm
フィラメント径1.75mm
ファイル転送USBドライブ、WLAN、 Creality Cloud
ノズル径0.4mm
プラットフォームPEI フレキシブル ビルドプレート
ノズルキットクイックスワップノズル (硬化鋼チップ) ヒートブレイク一体型
エクストルーダー新型高速ダイレクトドライブ式エクストルーダー
ノズル温度≤300°C
対応言語中文/English/Deutsch/Español/Français/Italiano/
Português/Русский/Turkish/日本語/한국어
入力シェーピング○ (Gセンサー搭載)
レベリングモードオートレベリング
ディスプレイ画面4.3インチHDタッチスクリーン
マザーボード32ビット
接続方式Wi-Fi
印刷可能なファイル形式G-code
停電復旧機能
フィラメント切れ検知
AIカメラ別売り
定格電圧100-120V~, 200-240V~, 50/60Hz
定格出力350W
スライスソフトCreality Print
スライス用ファイル形式STL, OBJ, 3MF
対応フィラメントPLA, TPU, PETG, ABS, PLA-CF,
PETG-CF, CR-carbon
ヒートベッド温度≤110°C

Creality Ender-3 V3 の開封と組み立て

早速開封していきます。箱は想像していたより小さかったです。

ザザーッと中を取り出し。
この時にちゃんと付属品が揃っているか確認しておきましょう。
ちなみにメンテナンス用道具や、お試しフィラメントまで、
1つのパッケージだけで必要なものが揃っています。

そしてサクサクっと組み立て。
組み立て式3Dプリンターは初めての私でも、
何も問題なく進行できました。
付属の日本語のマニュアルと、
公式の組み立て動画がとてもわかり易く参考になりますよ。

公式の組み立て解説動画

Creality社さんは、ほとんどの製品でこのような動画マニュアルを公開しているので有り難いです。

Creality Ender-3 V3 の起動&動作テスト

初回起動時は言語設定、規約への同意、
Wi-Fi設定、タイムゾーン設定などが行われます。
次に機器のセルフチェックが行われます。

「振動パターンの最適化」だけはかなり煩いので、
深夜にテストする際にはご注意ください。

早速付属のフィラメントを装着し準備完了!

サンプル品をプリントしてみた

最初から本体には幾つかのデータが保存されています。
とりあえず定番の【3D Benchy】をプリントしてみます。13分でプリント出来る設定でスライスされている様です。
ほんとにぃ?

本当に13分で印刷できました。これは制作が捗る!

私の古い3Dプリンタではこれ印刷するのに1時間以上かかってましたよ…

一応13分フル尺の動画も上げておきますね。

13分ノーカットプリントの様子

深夜の暗い部屋で撮影しているので画質が悪くて申し訳ない。あと机も簡易的なものだったので少し揺れてますね。しかしこの精度ですよ…すげぇ…。

自作データをプリントしてみた

毎度おなじみ?私のオリジナルベンチマークデータです

Creality 公式のスライスソフト

Crealityからリリースされている公式のスライサー
「Creality Print 4.3」を使用しました。

このスライサーは初めて使用したので、少し慣れない所が多かったのですが…
なんとかなりました。

ただ今見返すとこのサポートのつけ方は微妙でしたね

ちなみに3Dプリンタ本体をWi-Fiに繋いでいれば、
直接データを3Dプリンタへ転送出来ます。これは便利!

ということで早速プリント!

積層ピッチは0.2mmでプリント時間は31分でした!

あら可愛い

手乗り猿のコレクションが増えました

更にサンプルのフィラメントを使用し、色々プリントしましたが、失敗することなく安定して出力することが出来ましたよ!

最新メジャーアップデートである「Creality Print 5.0」がリリース

ちょうどレビュー期間中に、最新メジャーアップデートである
「Creality Print 5.0」がリリースされました。

  • プリントクオリティの向上
  • ユーザーインターフェースの改善
  • スライススピードの向上
  • プリント時間の短縮

スライサーや設定次第で印刷結果が大きく変わるんですよね。「Creality Print 5.0」はかなり安定していて良さそうなので私も直ぐに切り替えましたよ!

プリント!プリント!プリント!

3Dプリントするデータがない?いえいえ、ネット上には様々なデータが公開されております。無料のものから有料のものまで様々ですよ。早速色々なデータを出力してみました。
と、その前に白いサンプルのフィラメントが無くなったので、ご提供頂いた「Creality Hyper PLA フィラメント(青)」に交換しました。

フィラメントの交換

元のフィラメントを外して、新しいものを付けるだけですので、交換は比較的簡単でした。
このHyperPLAシリーズは高速プリント用に最適化されているそうです。

ひたすらプリント

様々なデータ出力。1ヶ月ほどフル稼働しましたがほぼ失敗することなく安定していましたよ。

出力品の一部ダイジェスト

部屋の中が青いアイテムだらけになりました。

子どものリクエストに答えていたら、ナメクジと蜘蛛が増殖・・・

カゴなどの収納アイテムは増えすぎたプリント品を格納するのにとても便利!

まともな自作データをプリント

サンプル品とか猿ばかりではちょっと微妙ですよね…もう少しディテールのある自作品をちゃんと出力してみます。

前回ペンタブレビュー時に作成したモデルを、少し小さめのスタチューにしてみました。

プリント用に最適化したデータではないですが、結構いい具合に出力出来ましたね。

総評

「Ender-3 V3」は、初心者から中級者まで幅広いユーザーに対応できる万能な3Dプリンターです。
まず、何と言ってもその高速プリントと高い精度が魅力的!
これまでのモデルと比べて、使いやすさが格段に向上している印象を受けました。

実際にこのプリンターを使用してみて、その速度と安定性に驚きます。
自動レベリングやWi-Fi経由でのデータ転送など、数年前のモデルには非搭載だった便利な機能が満載です。
また、今回は試せておりませんが、多様なフィラメントに対応できる点も大きなポイントです。こちらは追々レビューしていきたいと考えています。

全体的に見て、Ender-3 V3は、初心者にもプロフェッショナルにも自信を持っておすすめできる一台です。3Dプリントの世界に足を踏み入れるには、最適な選択肢と言えますね。どうしても安価な旧式などを選んでしまいがちですが、このプリント速度と品質、安定性に慣れてしまうと、もう古い機種を起動する気が起きなくなるほどです。

これから3Dプリンターを購入しようと考えている方は、ぜひ「Ender-3 V3」を検討してみてください!

購入先リンク

Ender-3 V3は2024年7月現在、約¥59,000ほどで購入可能です。
記事公開時はPrime Dayが開催中で¥50,189まで値下がりしてます。

価格は変動する可能性がございますので、詳細は公式ストアなどをチェックしてみてください!

次回予告

出力物の後半、気がついた方は多いと思いますが、
結構糸引きが発生しております。
そうです、6月の梅雨真っ只中!
3Dプリンターを設置している部屋の湿度は70%超!
中々の状態でした・・・

ナチュラルなFur表現みたい?いやいや・・
ということで次回とっておきのアイテムが控えています。

フィラメントドライヤー(乾燥機)&更にでかいPlus!?
お楽しみに!


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