数多くの多機能アドオンを開発・公開しているMACHIN3氏による、Blender向けデカールアドオンの最新アップデート『DECALmachine 2.9』が公開されました!
DECALmachineについて
DECALmachineはBlenderのアドオンで、メッシュデカールを通して、非常に非妥協的、非破壊的、UVレスの方法で表面のディテールを表現することが可能なハードサーフェステクスチャリングの代替アプローチとなります。
加えて、DECALmachineは深いトリムシートをサポートしており、UnityやUnreal Engineなどのゲームエンジンへのエクスポートを容易にするために、ベイクだけでなく、アトレーシングもサポートしています。
- 親オブジェクトまたはタイプで簡単にデカールを選択
- 自動マテリアルマッチング、ペアレンティング、ノーマルトランスファー
- 2つの手動テクスチャーマッチングアプローチ
- デカールを自動的にコレクション化
- 発光、透明、透過を使用した高度なデカール素材
- 無制限のデカールライブラリ+柔軟なアセットローダーレイアウト
- ライブラリの可視性管理と3Dビューからのプリセットアクセス
- 画像のフォルダからインフォデカールを一括作成するなど、4種類のデカールをblenderで直接作成可能
- 便利なモーダル調整ツールを使って、高さ、オブジェクトやUVの回転、パネルの幅やタイプなどをすばやく調整
- デフォルト設定をシーン全体に適用し、サイドバーのDECALmachineパネルで素早く変更
- デカールのテクスチャをディスクまたはブレンドファイルに直接保存
- デカールを平面に配置し、曲面に投影またはシュリンクラップ
- デカールパネルのストリップを “ブーリアン風 “にスライス
- または、グリースペンシルのストロークやエッジ選択から作成
- パネルデカールを使って下地のメッシュをカット
- BlenderのEeveeビューポートでリアルタイムに美しく描画
- UVレスのオブジェクトベースのディテーリングにより、テクスチャの解像度に依存せず、すべてのスケールでシャープなディテールを保持
- ミラーや配列のようなモディファイアでもデカールを活用可能
- デカールを完全に非破壊で結合、分割して整理整頓
- デカールのマテリアル(バッチオペレーションやハードオペレーションを含む)、テクスチャ、ノードグループを非表示にして、Blenderをクリーンな状態に保つ
- 3つのエクスポートアプローチ:デカールアトラスを作成(Unity HDRPやUnreal Engineなどに対応可能)トリムシートの詳細を利用する、デカールを親オブジェクトのUV空間にベイクする(推奨はされない)
- 既存のテクスチャシートやデカールアトラスからトリムシートを作成
- 編集モードの3Dビューで直接、トリムを配置や削除可能
- トリムデカールを使って、オブジェクトモードからメッシュにトリムをカット
- トリムをいつでも変更、回転、移動、拡大縮小可能
- クワッドアンラップ、ボックスアンラップ、ミラートリム、ステッチなどの追加UVツール
- デカール109枚、トリムデカール64枚、トリムシート1枚、アトラス2枚付属
- 7つのblendファイルサンプル
- 業界最高ドキュメント
平面には見えない視差マップ入りデカールが素敵なんですよね。
私も愛用しているアドオンの一つです。
2.9アップデート内容
- Blender 4.0をサポート
- アセットロケーション変更機能の改善
- 曖昧なアセットは自動的に隔離される機能
- トリムシート:3つのスナップ機能
- マテリアルオーバーライド:一時的な非破壊マテリアルオーバーライドを設定
- アンダー/オーバー・コーティング:4.0アップデートによる新しいデカールマテリアル機能が有効
- より多くの調整と変更
パネルデカールやベベルシェーダーセットアップなど。近日リリース予定のMACHIN3tools 1.7との連携機能も強化されるそうです。
デカール系アドオンの中で一番多機能な強強製品です。
『DECALmachine』はBlender MarketやGumroadから購入可能です。是非チェックしてみてください。
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