ソフトウェア開発者Ange Yaghi氏による『Engine Simulator』のご紹介。内燃機関をシミュレートしリアルなエンジンサウンドを生成可能なオープンソースツールです。
Engine Simulator
本製品は、エンジンオーディオの制作やエンジンレスポンス特性のシミュレーションに特化した、リアルタイムの内燃機関シュミレーションです。科学的なツールではないので、エンジニアリングやエンジンチューニングの目的で正確な数値を提供することは期待できません。
このプロジェクトは、私がこれまで手がけた中で最も愚かなプロジェクトであった。流体力学、物理学、化学などの勉強をすることになったのです。タイトルが示すように、これは物理的にリアルな(少なくとも、ある程度リアルな)内燃機関シミュレーションです。また、これまで聞いたV8エンジンのプロシージャル生成オーディオの中で最も優れていると感じるオーディオを生成します。
そんなエンジンシミュレーター、手軽にWindows環境で動作出来るCommunity Editionが存在します。
Engine Simulator – Community Edition
AngeTheGreatによるEngine Simulatorのフリー版、Engine Simulator – Community Editionへようこそ。もしあなたがソフトウェア開発者なら、オリジナルのオープンソースEngine Simulatorはこちらでご覧になれます。
GithubページからコミュニティエディションのWindows版最新実行ファイルがダウンロード可能です。
zipファイル内部
- binフォルダ:実行ファイル「engine-sim-app.exe」が格納されています。
- assets/enginesフォルダ:エンジンアセットファイルがいくつか格納されています。
手軽にお試しできますよ
基本的な操作
エンジンのプリセットを開き…
A でイグニッションをOnにし、Sでエンジンスタート
Q,W,E,Rキーで4段階でアクセルを踏み込むことが出来ます。
カーソルの上下でシフトアップ&ダウン
一先ずこれだけ触ればエンジンの音色を奏でる事が出来ます。
更に詳細なキーマップはGithubページをご確認ください。
またいくつか最初からプリセットファイルが含まれています。
その他に公式Discordのルーム上では様々なエンジンのプリセットが共有されています。
またプリセットはThe Parts Catalogのページで多数共有されておりますのでダウンロードが可能です。
Steam Engine Simulator
ちなみにAnge Yaghi氏は、別途蒸気エンジンのシミュレーターを開発しSteamにてリリースしています。
Steamでリリースって…面白いなぁ
Engine Simulator 3D
また現在新しい3Dタイプのエンジンシミュレーターも開発中。
応援したい方はPatreonページもチェックしてみてください。
個人的にUE5で自動車走行したりして楽しんでいますが、こういうエンジンサウンド機構を取り入れてみたいなぁ…。
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