Blender内で高品質の流体エフェクトを作成できる強力な液体シミュレーションアドオン「FLIP Fluids」のv1.8.5がリリースされていました。
FLIP Fluids 1.8.5 Update
FLIP Fluids 1.8.5 アップデート内容
Blender 5.0 対応 & 主要アップデート
- Blender 5.0 がリリースされたため、FLIP Fluids も完全対応
- デザイン整理、バグ修正、新機能の多数追加
※インストール時に問題が起きる場合、他アドオンがBlender 5未対応であるケースが多いため、すべて最新版に更新するよう推奨。
価格とライセンス体系の変更
- 数年ぶりに$10の値上げ。従来の「オリジナルライセンス」は Individual License に改名
- Team License/Studio License を追加(チームでの利用とサポート対応を改善)
- Team/Studio へアップグレード希望者には 25% オフコードを提供
Upgrade to Team 25% off : FLIPTeamUpgrade
Upgrade to Studio 25% off : FLIPStudioUpgrade
新機能の目玉:複数密度ソルバー(Mixed-Density Fluids)
- 異なる密度の液体を同じシミュレーション内で扱える
- パーティクルで特にその違いが視覚的にわかりやすい
Geometry Nodes 関連の追加
- サーフェスメッシュ、パーティクル、ホワイトウォーター(飛沫) のセットアップを簡単にする多数のGNツールを追加。
- アダプティブモーションブラー
Time Scale と Blur Scale を同時に有効化しても、モーションブラーが一貫して安定。
メッシュ境界処理の改善
ドメイン境界付近のメッシュ除去
- 海面だけ必要な場合など、不要部分を除去可能。
- 各境界(上下左右)ごとにON/OFF可能。
境界を水平水面へ「ならす」機能
- 海や湖などの大規模シーンで特に有効。
- 以下を設定可能:
- フラット化の幅
- スムーズ遷移
- 変位(Displacement)を属性として保存
- シェーダー側でフェードに使える マスク生成も可能。
パーティクル(粒子)の大幅強化
マテリアル管理
- アドオン側でマテリアル自動割当するか、
- インスタンスオブジェクトから継承するか選べる。
Point Cloud/Instancing 設定
- スケール調整
- ランダム化
- 小粒・大粒の出現バイアス調整
- インスタンス
- 内蔵Icosphere
- カスタムオブジェクト
- コレクションを利用可能
- 回転ランダム化、速度方向への整列も可能。
ライフタイム終盤でのスケール変更
- 粒子が消える前に縮む/膨らむ演出が可能。
年齢ベースのスケーリング
- 出現直後のサイズ変化も制御でき、
- シェーダー用マスクも生成。
Source ID での粒子フィルタリング
- 特定の Inflow から発生した粒子だけ表示するなどが可能。
Whitewater・パーティクル用GNの更新機能
- Sidebar に追加されたオペレーターで、
既存のGNモディファイアをワンクリックで最新バージョンへ更新。 - 古いモディファイアはバックアップとして自動で無効化され、消えない仕組み
Blenderでリアルな流体を扱うならこれですよね。今後の進化も楽しみ。
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