Rod Zillaによる、Godot エンジンで開発されたノードベースのプロシージャルテクスチャ生成ツール「Material Maker 」のバージョン0.93がリリースされました。無料&オープンソースツールです。
Material MakerはGodot Engineに基づくシンプルなプロシージャルテクスチャ生成ツールです。ソースコードはGithubで入手できます。 Material Makerは 単体起動出来る他、Godotプラグインとしても動作可能です。
Material Maker 0.93
Material Makerが0.93に更新され、ユーザーインターフェイスとパフォーマンスが向上し、新しいノードが追加されました。
ユーザーインターフェース
- 新しいリファレンスパネル
- MaterialMakerへのファイルのドラッグアンドドロップ機能
- 入力と出力をグループ化できるようになりました。
- 3Dプレビューでベースメッシュをより簡単に選択できるようになりました。UVスケール調整やテッセレーションを切り替えたりすることができます。
- 3Dプレビューで、Wavefront(.obj)形式のカスタム3Dメッシュをサポート、オブジェクトの法線マップと逆UVマップをベイク処理できるようになりました。
- ノードのタイトルバー、パラメーター、およびポートにツールチップが追加されました
- UIは、プロジェクトタブまたはアプリケーションを閉じるときに確認を求めるプロンプトを表示します。
- 垂直同期は、新しい[設定]ダイアログで無効にできます。
- UIテーマが更新されました。
- 3Dプレビューを回転させたときにマウスの曲線がキャプチャされるようになりました(これはescargot-sans-glutenによって提供されました)。
- UIにFPSカウンターと、バッファーレンダリングプログレスバーが追加されました。
- グラフの選択をファイルからロードしてファイルに保存できるようになりました。
- ツールメニューの新しいエントリを使用して、大きなグラフのスクリーンショットを作成できます
エンジン
- シェーダーノードは、他のシェーダーノードからのグローバル関数を含めるためのincludeセクションをサポートするようになりました。
- テクスチャを並列に生成し、生成されたバッファ間の依存関係を考慮に入れることで、エンジンのパフォーマンスがさらに向上しました。
新規および更新されたノード
- 新しいテキストノードが追加されました。
- 新しいCircleSplatter(グレースケールとカラー)ノードが追加され、入力シェイプを円またはスパイラルにスプラットします。
- PixelizeノードとMakeTilableノードが追加されました。
- 2DSDFセクションに新しいRepeatノードとCircleRepeatノードが追加されました。
- sdAnnularシェイプは、複数のレイヤーを生成できません。
- Fill ToPositionノードにRadialオプションが追加されました。
- FBMノードに、結果を値空間で折りたたむためのFoldパラメーターが追加されました。
- Transformノードには、入力の拡張方法(クランプ、リピート、拡張)に関して3つの選択肢があります。
- スプラッターノードとタイラーノードに、入力をスケーリングするためのスケールパラメーターが追加されました。
- CustomUVノードは、4つまたは16の形状のアトラスを入力として受け入れるようになりました。
- ボロノイノードにFill互換の出力が追加されました。
- マテリアルノードに透明度チャネルとパラメータが追加されました。
- イメージノードは、ソースイメージファイルの変更を自動的にチェックします。
バグの修正
- グラフポートを取得して接続するのを妨げる可能性のある非常に厄介なバグが修正されました。
- リモートノードでのグラデーションパラメータの使用に関連するバグが修正されました。
Godotエンジンとは
Godotは、クロスプラットフォームかつオープンソースの2D/3Dゲームエンジンです。Godot Engine – Free and open source 2D and 3D game engine
システム要求とライセンス
Material Maker 0.8は、スタンドアロンまたはGodotエンジン自体のアドオンとして、MITライセンスの下でWindowsおよびLinuxで使用できます。ソースコードはGitHub上で使用可能
なんかこのツール、結構良い感じに進化してますね。
無料のツールでも色々と選択肢が増えてきたので楽しいですよ。
是非お試しあれ!
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