SIGGRAPH Asia 2019で発表されていた、様々な技術論文の検証映像等にも採用される オープンソースの物理ベースのレンダラー「Mitsuba(ミツバ)」 のバージョン2が少し前にリリースされております。
SIGGRAPH Asia 2019 向け論文
Mitshba 2
Mitsuba 2は、Enokiライブラリの上に移植可能なC ++ 17で記述された、研究指向のリターゲッタブルレンダリングシステムです。それは、によって開発されたリアルなグラフィックス研究室でEPFL。 これは、カラー処理(RGB、スペクトル、モノクロ)、ベクトル化(スカラー、SIMD、CUDA)、微分可能なレンダリングを含む多くのバリアントにコンパイルできます。
Mitsuba 2は、コアライブラリの小さなセットと、マテリアルや光源から完全なレンダリングアルゴリズムに至るまでの機能を実装するさまざまなプラグインで構成されています。前作のMitsuba 0.6とのシーン互換性の維持に努めています。
旧バージョンはv0.6が最後なので一気にバージョンがすっ飛ばされた感じですね。
ダウンロードはGithubのリリースページから
リリース・mitsuba-renderer / mitsuba2
使用するにはソース一式を取得し、コンパイルする必要があります。
コンパイルのフローはこちらに記載されてますので、これを理解して実行出来る人はチャレンジしてみてはいかがでしょう。Compiling the system — mitsuba2 0.1.dev0 documentation
Mitsuba 2 Blender Add-On
使ってみたいという方はBlender用アドオンもあるので、こちらも合わせてチェックしてみてください。mitsuba-renderer/mitsuba2-blender: Blender to Mitsuba2 exporter addon
コンパイルとか無理…でもMitsubaが気になる…って方は
ビルド済み実行ファイルが提供されている旧バージョン(Mitsuba 0.6)を使用してみてください。
リンク
Mitsuba 2 – A Retargetable Forward and Inverse Renderer
コメント