Rick Brewster氏による、Windows向けの無料ペイント&写真編集ソフト新バージョン「Paint.NET 5.0」が2023年1月10日にリリースされていました。
Paint.NET 5.0
- 筆圧感知:Windowsの「ポインター」入力システム(通称「Windows Ink」)のサポートが必要です。Surface PenやWacom、UGEEなどの各種ドローイングタブレットやデバイスに対応
- パスのスムージング:(別称:スタビライゼーション)の実装(ツールバーのデフォルトで有効)
- GPUのサポートが大幅に拡張:多くのUIがGPUを使用するようになりパフォーマンスの向上&ラップトップでのバッテリー寿命も改善
- 調整とエフェクトにもGPUを使用し高パフォーマンスを実現
- 埋め込みカラープロファイルを適用:現状Photoshop、Krita、The GIMPのようなカラーマネジメントシステム(CMS)は無く、将来的に追加予定ですが、一時的な代替案
- リサイズの改善:新しいリサンプリングモードが追加(Adaptive と Lanczos)Bicubic と Bilinearも品質向上
- 新しい調整項目(露出、ハイライト/シャドウ、温度/色合):これまでプラグインで実現していた写真編集の定番を標準実装
- セピアに強度調整を追加
- Straightenエフェクト:画像を回転させたり、自動的にズームして、端に透明なものが入り込まないようにキャンバス内に収まるように調整可能
- ドロップシャドウ効果が内蔵:「効果」→「オブジェクト」サブメニューで利用できるように
- ボケ・ブラーエフェクト:旧来のUnfocusブラー効果(別名Bokeh)に代わるもの。画像のピンぼけ部分によって生じるぼかしの美的品質をシミュレートするもので、非常に高い品質の結果を得られる
- 新エフェクトプラグインシステム:完全に近代化された全く新しいシステム。(Direct2Dとそのエフェクトシステム、ピクセルシェーダを使用したハードウェアアクセラレーションによるGPUレンダリングなどにも対応)
- その他沢山の機能追加や改善
アップデート内容の詳細は公式ブログをご確認ください。
システム要件
- OS:Windows 10 v1809+ または Windows 11
※Windows 8.1 および Windows 7 SP1 はサポート対象外 - 64ビットCPUと64ビット版Windows(Intel/AMD x64およびARM64の両方をネイティブでサポート)
※32ビットx86はサポートされなくなりました。 - CPU:2013年以降に発売されたほとんどのCPUを含む、AVX2に対応したCPU
※AVX2は必須ではありませんが、パフォーマンスにかなり貢献 - GPU:NVIDIA GeForce、AMD Radeon、またはIntel ArcなどのディスクリートGPU、またはAMD Radeon APU(統合GPUの一種)、またはIntel Iris PlusまたはIris Xe統合GPU
※GPUはDirect3D 11に対応必要があり、非対応の場合CPUがレンダリングに使用され、性能が大幅に低下
※Intel HDまたはUHD iGPUも品質は低くなるが動作する - オプション:Windows Inkに対応したペンまたは描画用タブレットデバイス
Paint.Netは公式サイトから無料ダウンロード出来ます。
Windowsストアでは販売されているPaint.NETを購入すると、開発を直接支援することが可能です。是非チェックしてみてくださ
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