2022年5月4日、Marmosetのリアルタイムビジュアライズ&ルックデベロップメントツール「Toolbag」 のマイナーアップデートバージョン「Toolbag 4.04」がリリースされました。V4所有ユーザーは無料アップデート可能です。
紹介が遅れてゴメンねー
Toolbag 4.04
Toolbag 4.04は、Toolbag 4の全ユーザーを対象とした無償アップデートで、あなたの写真技術を解き放ちます。このアップデートでは、よりリアルなレンダリングを行うために、物理的なカメラのクオリティをエミュレートすることに重点を置いています。 また、レンダリングバックエンドを最新のAPIであるDirectX 12に更新し、レイトレーシングの品質と全体的なパフォーマンスを向上させました。
新機能としては、レイトレーシングによる被写界深度やモーションブラー、ポストエフェクトのグレイン、レンズフレア、シャドウキャッチャー、アドバンストライトサンプリングなど、多くのレンダリング機能が強化されています。また、要望の多かった自動保存機能も追加されました。最後に、よりスムーズなユーザーエクスペリエンスを提供するために、ライブラリを更新しました。Toolbag 4.04の詳細については、以下を参照してください。
DirectX 12 (Windowsのみ)
- レンダリングバックエンドをDX11からDX12に移行
- AMD RXカードで約400%パフォーマンス向上
- Nvidia RTXカードはNvidia Optix ではなく DXR を使用しメモリ使用量が削減、パフォーマンス約25%向上
- メモリ使用量の多いシーンの処理が改善される場合あり
レンダリング
- 物理的なカメラ効果
- レイトレースを使った被写界深度
- 新DoFフォーカスツール
- レンズフレア効果の更新
- グレインエフェクトを更新、各フレームをランダム化
レンダリング改善
- シャドウキャッチャーの改良、被写体をより説得力のある形でシーンに定着させることができるように
- 任意のメッシュをシャドウキャッチャーオブジェクトに設定可能
- 高度な光サンプリング、高品質なレンダリングを短時間で作成可能
ライブラリの改善
- 複数のライブラリウィンドウの生成
- ライブラリUIへの変更は、位置やフィルタリングも含めて保存されます
- アセットのサムネイルサイズを調整可能
- ダウンロードやアップデートが可能なアセットに新しいアイコンを追加
- 各ダウンロード/アップデートアセットにプログレスバーを表示
- ダウンロード可能なアセット/利用可能なアップデートを表示する新しいフィルタボタン
- 現在のシーンで使用されているライブラリアセットをフィルタリングすることができます
- 一度に選択された多くのアセットをカラーコード化
- 右クリックで各アセットのプロパティを表示
- 長いアセット名は切り捨てられるようになりました
自動保存
- 要望の多かったオートセーブ機能を導入
その他細かな改善
マイナーアップデートだけど中々素晴らしい更新内容ですね。
Toolbag 5 ライセンスと価格
- 個人向けサブスクリプション:$18.99/月 $199.99/年(年更新だと12%割引)
- 個人向け永久ライセンス:$399
- スタジオ向けサブスクリプション:$49.99/月
- スタジオ向け永久ライセンス:$1,299 $529.99/年(年更新だと11%割引)
- アカデミック年間ライセンス:$119.99/年
v4永久ライセンス所有者へのアップグレード割引
Toolbag v4 の個人向け永久ライセンスを所有するすべての Marmoset のお客様に 20% のアップグレード割引を提供。
ライセンスを購入したメール アドレスの受信トレイを確認して割引コードを取得。
割引コードのメールが届くまで、2024 年 10 月 14 日月曜日までお待ちください。
対象:Toolbag 5 – 個人ライセンス – 永久
対象:Toolbag 5 – 個人ライセンス – 年間更新 (割引は最初の 12 か月のみ適用)
Toolbagは私のCG素材のレンダリングのメインツールだったりします。
v4リリースから4年でv5が登場。同じペースで次のメジャーアップデートが来るなら、私は今回も永久ライセンスにしちゃうかなー。「Marmoset Toolbag 5」 はWindowsとMacOSに対応。30日使える無料の体験版もありますので、是非チェックしてみてください。
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