株式会社ドワンゴ、麻生専門学校グループ、株式会社カラー、三社が共同設立したアニメ・CG制作会社「株式会社プロジェクトスタジオQ」からBlender向けアニメーション作業効率化アドオン「Tools:Q Animation」が公開されました。
Tools:Q
弊社のテクニカルアーティスト俵・白川が本日登壇予定のCEDEC Kyushuに先がけ、セッション中でご紹介するTools:Q Animation for Blender を公開いたします。
— プロジェクトスタジオQ (@Project_StudioQ) November 28, 2021
このツールはスタジオQで実際に使用されているBlenderスクリプトの一部を無償公開するものです。是非ご覧ください!https://t.co/IHbVBvD99I
Tools:Q Animation for Blender
- Camera Extends:カメラのオーバースキャン/ティルトシフトを計算する機能
- Animation Offset Shift:ボーン移動後、アニメーショントラック上の全てのキーの位置/回転/拡大縮小をシフトして反映させる機能
- Align Objects:オブジェクト/ボーンの位置、向き、大きさを指定したオブジェクト/ボーンと合わせる機能
今後公開予定の機能
- File Outliner : シーン内のマテリアル、テクスチャ、アクション、コンストレイント、モディファイヤなどの状況を俯瞰的に確認できるツールです。
- Subdiv Levels Controller : シーン内のアセットごとのsubdivisionの分割数を制御するツールです。
- Rig(Model)checker : シーン内のエラーを検知し任意で修正を行うツールです。
Blenderに多い派手なアドオンとは違い、とても実用的なものでまとめられています。
Tools:Qは、アニメーション(Q Animation)、モデリング(Q Model)、リギング(Q Rigging)と工程毎に各機能をパッケージ化するとのことです。個人的にはモデリングに関して、アニメ制作に関わるところでユニークな物が出てほしいなぁと期待しています。今後の情報公開も楽しみですね。
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