ZibraAIによるOpenVDBフォーマットを20分の1に圧縮してリアルタイム環境で軽量再生する「ZibraVDB」が、SIGGRAPH 2024開催タイミングに合わせてプライベートベータからパブリックベータ板へ移行したことが発表されました!
Creating Cinematic VFX for Virtual Production with ZibraVDB Technology: Zibra AI x One Location
ZibraVDBは、大規模なボリューメトリックVFXのレンダリングと修正をリアルタイムで行うことに革命をもたらし、ポストプロダクションの効率とクリエイティブな汎用性を高めます。
このデモでは、Embergen を使用して VDB エフェクトを生成し、それらをコンパクトな ZibraVDB フォーマットに圧縮して、Unreal Engine に統合してシーンを完成させました。
- このデモでは、15 GB と 1.5 GB の 2 つの Embergen エフェクトを使用しました。
- ZibraVDBを活用することで、1つ目のエフェクトを500MBに、2つ目をわずか50MBに圧縮し、真のシネマティックVFXをリアルタイムで使用できるようにしました。
- デモはRTX 3090で2K解像度、70FPSで動作し、バーチャルプロダクションやリアルタイム体験に最適です。
- デモ全体の制作には、わずか4日しかかかりませんでした。
圧縮比較
SIGGRAPH 2024のReal-Time Live!での講演の様子
ZibraVDB の講演は 1:22:36あたりから
現在「ZibraVDB」はベータ版の申請が可能です。LinkedinやDiscordアカウントの提示も必要そう。
私も申請しておきました。アルファ版とおなじであれば、Unreal Engine 用の ZibraVDBプラグインとしての提供となると思います。またiPhone 15向けの爆発シーンデモが見れるアプリ取得URLもSIGGRAPH内で発表されておりましたのでリンクを乗せておきます。Unityで構築されており、iPhone 15 Pro Maxで20~30FPSで動作してました。その他詳細はぜひ公式サイトをチェックしてみてください。
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