Pilgway studioは、モデリング&スカルプト&ペイント&テクスチャリング&レンダリングソフトの新バージョン「3DCoat 2021」を2021年7月12日に正式にリリースされることを発表しました。その他新しいWebサービスと3Dペイントに絞った廉価版も発表されています。
3DCoat 2021
3DCoatの次世代バージョン。完全に新しいブラシエンジン、豊富なカーブツールセット、低ポリモデリング、スマートレトポ、新しいGUI、スカルプトレイヤー、それ以外にも沢山の更新が含まれています。
- 新しいUI:スクリプトまたは手動による完全なUIのカスタマイズ、独自のカスタムルームとワークスペースの作成
- スカルプティング:高速で柔軟な新ブラシエンジン、スカルプティングの高速化、スカルプトレイヤー、並進対称ツール、プリミティブツールのスクリプトレコーディング
- 低ポリモデリング:従来の低ポリモデリングツールセットを備えた新しいモデリングルーム、あらゆる形状のカーブモデリングを備えた新しいモデリングパラダイム、低ポリプリミティブツールスクリプトレコーディング
- Retopo: Curvesを備えた新しいSmart Retopo、Retopoのスピードアップ、Retopo Quad Patch、新しいCurvesツールセット
- レンダラー:GPUの手続き型Environment、ポストエフェクト、スクリーンスペースの照明と反射
ライセンスポリシーの重要な変更
- 学習モード:3DCoat 2021が実質的に無料で、好きなだけ学習して練習できるようになります。30日間の試用期間が終了すると「学習モード」に切り替わりプログラムを引き続き使用可能になります。このモードは作成したものを保存したり、モデルを外部形式にエクスポートしたりすることもできます。
- ライセンス購入オプションと教育向けライセンス:購入オプションに関しては、古き良き1回限りの永久ライセンスからさまざまなレンタルプランまで、さらにはお客様に提供するRent-to-Ownオプションとしてユニークなものまで用意されます。ライセンスをレンタルして分割払いで永久ライセンスを購入する。これは、一度に多額の金額を支払うことなく、永久ライセンスを取得するための優れた方法になります。
旧バージョンユーザーへの対応
以前のバージョンの3DCoat(V2-V4)を既にお持ちの方は、2021バージョンが利用可能になり次第、7月5日から3DCoat2021にアップグレードできるようになります。アップグレードの費用はライセンスの種類と購入時期によって異なります。(2020年8月1日から5日まで3DCoat V4Professionalライセンスを購入した場合はアップグレードは無料)。アップグレードすると、12か月間の無料のプログラムアップデートを受け取ることができます。
ライセンスポリシーの変更は嬉しい内容が多いです。無料で触りやすい環境になるのはとても嬉しいですね。他のツールもこの精神を見習ってほしい…。
素材ライブラリ「PBRLibrary」
高品質のPBRスキャン、サンプル、マスク、レリーフ(合計で約2500ファイル)の完全無料ライブラリ。これらは毎月部分的にダウンロードできます。ユーザーは毎月120ユニットを受け取り、スマートマテリアル、サンプル、マスクなどに使用して、無料でダウンロードできます。
3DCoatファミリー新製品「3DCoatTextura」
「3DCoatTextura」は「3DCoat 2021」のカスタマイズバージョン。ペイント/テクスチャリングおよびレンダリング機能に絞り手頃な価格提供されるとのこと。
3DCoat 2021 注目の映像
動画はかなり沢山公開されています。中でも気になるものを幾つか貼り付けておきます。
高速になったスカルプト。
ローポリモデリングからスカルプト、テクスチャまで。中々使えそう?
UIの変更。
ノードベースで色々できるシェーダー&レンダラー
KITBASHモデリング
サーフェスロフト
Referenceを元にモデリングする様子
こちらは古めの動画でしたが、角度を元にした塗りつぶし。良いですよねこれ。
スクリーンスペースイルミネーション&反射など
ようやくリリースですね。着々と更新された機能を小出しにされていたので、常に情報を追っている身としては目新しさは感じませんが…。3DCoat 2021の動画は他にも多数公開されていますので、こちらのページもチェックしてみてください。3DCoat 2021 Coming Soon & Special Offers – 3DCoat
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3DCoat 2021 Coming Soon & Special Offers – 3DCoat
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