CGアーティストのLorenzo Drago氏による富山県の越中大門駅をUnreal Engine 5上で構築したフォトリアルな作品動画が話題になっています。
【UE5】etchū-daimon station – 越中大門駅
富山県にある実在の駅をモチーフにした、私の最新の環境です。
https://www.artstation.com/artwork/3qBzaY
近々、分解ショットもアップロードする予定です。
モデリング、テクスチャリング、ライティング、アニメーションはすべて私が担当しました。葉っぱはQuixel Megascansを使用しています。
環境は、Unreal Engine 5で動作し、Lumenでライティングしています。Naniteを使用していないので、モデルは標準的なローポリのワークフローで作成されています。
このプロジェクトでは、可能な限りフォトリアリズムに近づけたかったのです。正確なプロポーションを得るためにカメラマッチングを使用し、リファレンスを慎重に使用しました。モジュール化しやすいように、後から寸法を調整しました。
写真から作成したディテールテクスチャやアルファを除き、テクスチャはすべてPainterで一から作成し、頂点ペイントやマスクで繰り返しを崩すためにUnrealでカスタムマテリアルを作りました。
映像の撮影には、手持ちカメラと懐中電灯をエミュレートするために、リアルタイムのVRトラッキングを使用しました。
こういう作品良いですねえ。作者のLorenzo Drago氏はこの駅を訪れる事無く、ネット上の資料のみで制作されたらしいです。また、リアルタイムではなく高解像度レンダリング(7フレーム/秒程度)を使用したとのこと。一応リアルタイムで動かすこともできますが最適化はしておらず、昼間のシーンで30~50fpsの1440pで動作するとのこと。
ブレイクダウンショットの公開が楽しみですね。
リンク
ArtStation – Etchū-Daimon Station – Unreal 5 environment
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