Rod Zillaによる、Godot エンジンで開発されたノードベースのプロシージャルテクスチャ生成ツール「Material Maker 」のバージョン0.8がリリースされました。無料&オープンソースツールです。
Material MakerはGodot Engineに基づくシンプルなプロシージャルテクスチャ生成ツールです。ソースコードはGithubで入手でき、 Material Makerは 単体起動出来る他、Godotプラグインとしても動作可能です。
Material Maker 0.8
- ユーザーインターフェースの改善
- 2Dおよび3Dプレビューは別々のタブに
- アプリケーションの終了時にUIが淡色表示されるようになりました。
- ノードとコード生成
- 2つの新しいタイプのノード入力/出力が、2Dおよび3Dの符号付き距離関数に追加されました。
- シェーダーノード入力に「関数」属性が追加されました。このオプションを選択すると、入力が関数として生成され、インスタンス関数で使用可能になります。
- 畳み込みノードのいくつかの問題が修正されました
- 新規および改善されたノード
- すべての2D符号付き距離関数は、2DSDF入力/出力(オレンジ色で表示)を使用するように変更されています。sdShowノードは、画像を生成する唯一の方法です。2DSDF変換およびモーフノードが追加されました。
- 新しい3D符号付き距離関数ノードを使用して、3D形状を記述することができます。多くの形状(球、箱、カプセル、トーラス、円柱など)、変換(平行移動、回転、拡大縮小)、演算子(ブール、繰り返し、押し出し、回転など)が提供され、レンダリングノードを使用して生成できます3DSDF情報からの高さマップと法線マップ。これはすべてレイマーチングに基づいており、「Skull」と「pile_of_bricks」の例で示されているように、3Dオブジェクトをテクスチャに広げるために使用できます。
- 新しい3Dボックスと球体ノードは3DSDFに基づいておらず、高さマップのみを出力します
- 新しい「ワークフロー」ノードを使用して、ベースマテリアルを定義し、高さ/方向/オフセットマップを使用してそれらを混合し、グラフビューでスパゲッティモンスターを描画せずに最終的に複雑なマテリアルを作成できます。ノードライブラリには、テンプレートとしていくつかの簡単な基本マテリアルが提供されています。新しい「大理石」と更新された「medieval_wall」の例は、これらすべてのノードの使用方法を示しています。
- レンガノードは丸いレンガコーナーで改善され、各レンガと各レンガコーナーのUV情報が出力されます。また、レンガの方向を示す出力が追加されました。
- 新しいCustomUVノードは、入力の1つを座標として使用して他の入力を読み取るため、サイケデリックイメージ変換を実装するために使用できます。
- 新しいジェネリックトラシェットノードは、その入力をタイル化し、水平、垂直、またはその両方をランダムに反転します
- beehiveノードは六角形のタイルを出力するだけです
- 新しい畳み込みノードは3つのエッジ検出器とシャープフィルターです
- 法線マップノードには、入力バッファを無効にする新しいオプションがあります。入力が複雑な場合でもバッファを使用する必要がありますが、バッファを無効にするとより滑らかな法線マップが生成されます
- 新しいグレースケールノードは、5つのアルゴリズムを選択して、カラー入力をグレースケールに変換します
- 新しいスワップチャネルノードは、その出力のすべてのチャネル(R、G、B、A)をその入力の0、1または(オプションで反転)チャネルに置き換えます
Godotエンジンとは
Godotは、クロスプラットフォームかつオープンソースの2D/3Dゲームエンジンです。Godot Engine – Free and open source 2D and 3D game engine
システム要求とライセンス
Material Maker 0.8は、スタンドアロンまたはGodotエンジン自体のアドオンとして、MITライセンスの下でWindowsおよびLinuxで使用できます。ソースコードはGitHub上で使用可能
シェイプの組み合わせで色々と表現できるようになってきましたね。
今後の進化も楽しみです。
是非お試しあれ!
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