DreamWorksは内製のMCRT(Monte Carlo Ray Tracing:モンテカルロレイトレーシング)レンダラー「MoonRay」をオープンソースとして公開することを発表しました。
MoonRay | DreamWorks Animation
MoonRayは、DreamWorksのオープンソースで、受賞歴のある、最先端のプロダクション用MCRTレンダラーです。「ヒックとドラゴン 聖地への冒険 (How to Train Your Dragon: The Hidden World)」、「トロールズ ワールドツアー」、「バッド・ガイズ」、近日公開予定の「Puss In Boots: The Last Wish」などの長編映画に採用され、今後のタイトルも予定されています。MoonRayはDreamWorksで開発され、現在も活発に開発が行われており、製品テスト済みの物理ベースのマテリアル、USD Hydraレンダーデリゲート、Arras分散計算フレームワークによるマルチマシンおよびクラウドレンダリングなどの豊富なライブラリが搭載されています。
MoonRayは社内で開発され、DreamWorks Animationのすべての長編映画制作のためにメンテナンスされています。この最先端のMCRTレンダラーを開発当初から構築し、提供してくれたエンジニアの皆さん、そして、より広いコンピュータグラフィックス界に貢献するという長い伝統を引き継いでいるDreamWorks Animationに、多くの感謝の意を捧げます。
「MoonRay」はApache License, Version 2.0に基づいて近日中にGithubにて公開予定とのこと。その他詳細は公式サイトをご確認ください
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