J CUBE(株式会社 ジェー・キューブ)による、Mayaやその他DCCとの相互運用に特化したネイティブUSDソリューション「Multiverse v6.6」に、USDファイルを直接編集出来るスタンドアロンアプリケーション「MUSE(Multiverse Usd Standalone Editor)」のα版が搭載されました!
USD (Universal Scene Description)
Universal Scene Description (USD、ユニバーサル・シーン・デスクリプション、万能シーン記述) は、ピクサーの開発した3Dシーングラフ形式及びその形式を扱うプログラム群である。
Universal Scene Description – Wikipedia
MUSE (Alpha) – Multiverse Usd Standalone Editor
MUSEを使用すると、ユーザーはDCCアプリケーションを必要とせずに、USDのアセットと構成を開いてインタラクティブに視覚化できます。MUSEの目的は、USDファイル内の属性の高速で非破壊的なマルチ編集を提供し、他のUSDファイルへの参照を追加し、USDオーバーライドを書き込み、オーバーライドを使用してUSD構成を書き込むことです。
Museは、WindowsおよびLinuxのテクノロジープレビューとして利用できます。macOS互換バージョンも開発中。USD対応アプリケーションでのさらなる計画もあるとか、たとえば、Blender、Houdin、Nvidia’sOmniverseなど。
これは便利そう… というかそもそもMultiverseがここまで進化していた事を知らなかった…
Multiverse
Maya、DCC相互運用、および統合レンダリング向けの、本番環境に対応した使いやすいネイティブUSDソリューションです。Multiverseを使用すると、レイヤー、コンポジション、オーバーライドを使用して、誰でも非破壊的に複雑な3Dシーンを作成、レイアウト、およびlookdevできます。プレビューと再生のために、Hydraベースのビューポートにインタラクティブにストリーミングします。
2015年以降、Multiverseは、ハリウッドの長編映画制作、NetflixのオリジナルTVシリーズ、Amazon、HBO、Apple、精巧なTVコマーシャルなど、注目を集めるコンテンツに取り組んでいる多くの顧客によって世界中で使用されています。
MayaをUSDとの連携強化し拡張するようなイメージです。
皆知っているような超有名作品でも採用されているそうです。
無料版とプロ版
Multiverseには無料バージョンと有料のプロバージョンが存在します。
どちらも商用利用OKですが、無料版はいくつか制約があるので注意してください。
また、MUSEはMultiverseのプロ版でのみ使用可能だそうです。
価格などは細かく記載されておりますので公式サイトをご確認ください。
リンク
J CUBE Inc — Imagination Engine
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