Morevna Projectによる、無料でオープンソースの2Dアニメーション作成ソフト「OpenToonz」に追加機能を加えた特別な派生バージョン「OpenToonz Morevna Edition」
OpenToonz Morevna Edition
OpenToonzは、イタリアのDigital Video S.p.A.が開発し、スタジオジブリがカスタマイズしたソフトウェア「Toonz」をベースに、長年に渡って作品制作に使用されてきたものです。
2016年3月にそのソースコードがModified BSD Licenseの条件で公開されました。オープンソース版はOpenToonzと呼ばれ、国際的なコミュニティによって開発されています。
“Morevna Edition” – は、Morevna Projectのチームによって開発された、追加機能を含むOpenToonzの特別バージョンです。
- 強力なデジタル描画ツール:グラフィックタブレットを完全にサポートするベクターおよびビットマップ描画ツールを使用すると、あらゆる複雑なアートワークを作成できます。
- インデックスカラーパレット:一連の図面は自動ツールですばやくペイントでき、パレットの色はいつでも編集でき、すべてのレベルの図面が自動的に更新されます。
- エフェクトと合成:アニメーション化された特殊効果と合成シーンをシームレスに追加します。ぼかし、照明、キー、マスク、ワープ、その他100以上のエフェクトを利用できます。
- スクリプティング:ECMA互換のスクリプトエンジンを使用して、ルーチンタスクを自動化します。
- モーショントラッキング:アニメーションをビデオ映像と自動的に同期します。
- スキャンとクリーンアップ:アニメーションアーティストが作成した紙の図面を自動的にスキャンしてベクトル化します。完全に色の一貫したデジタル環境でそれらをきれいにし、ペイントします。
- フレームごとのアニメーション:構成可能なオニオンスキンを使用した、従来のフレームごとのアニメーション用の完全なツールセット。ベクトル形状の中間フレームの自動作成、
- モーショントゥイーン:複雑な動きは、オブジェクトをリンクしたり、モーションパスを使用したりすることで定義できます。また、自動マルチプレーン効果を使用して、すべてを3D環境でアニメーション化することもできます。
- 骨格:IKサポートとメッシュ変形を使用して、ボーンを使用してキャラクターをアニメートします。
- パーティクルシステム:パーティクルとして、またはパーティクルアニメーションのコントロールイメージとして、複数のレイヤーをサポートするパーティクルエフェクトを作成します。
「OpenToonz (Morevna Edition)」はWindowsとMac、Linuxに対応。「OpenToonz」はリリース時に話題にはなっていましたが、実際どれくくらいユーザーがいるのだろうか…
元となる「OpenToonz」に関しては過去に紹介しておりますので、そちらも合わせてご確認ください。
リンク
OpenToonz (Morevna Edition) by Morevna Project
OpenToonz Morevna Edition
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