Tencentが3Dプリミティブ形状の組み合わせでオブジェクトを再現する技術「PrimitiveAnything: Human-Crafted 3D Primitive Assembly Generation with Auto-Regressive Transformer」を公開しました!
PrimitiveAnything
複雑な3次元形状を単純な幾何学的要素に分解する形状プリミティブ抽象化は、人間の視覚認知において重要な役割を果たしており、コンピュータビジョンやグラフィックスにおいて幅広い応用が可能である。 近年の3Dコンテンツ生成の進歩は目覚しいが、既存のプリミティブ抽象化手法は、限定的な意味理解を伴う幾何学的最適化に依存するか、あるいは、小規模でカテゴリに特化したデータセットから学習するため、多様な形状カテゴリ間での一般化に苦戦している。
我々は、形状プリミティブ抽象化をプリミティブアセンブリ生成タスクとして再定義する新しいフレームワークであるPrimitiveAnythingを発表する。
PrimitiveAnythingは、自動回帰生成のための形状条件付きプリミティブ変換器と、複数のタイプのプリミティブを統一的な方法で表現するための曖昧さのないパラメータ化スキームを含む。 提案するフレームワークは、人間が作成した大規模な抽象化からプリミティブの組み立てプロセスを直接学習することで、人間が複雑な形状をどのようにプリミティブ要素に分解するかを捉えることができる。
広範な実験を通じて、PrimitiveAnythingが、多様な形状カテゴリにおいて幾何学的忠実度を維持しつつ、人間の知覚により合致した高品質なプリミティブアセンブリを生成できることを実証する。 これは様々な3Dアプリケーションに役立ち、ゲームにおけるプリミティブベースのユーザー生成コンテンツ(UGC)を可能にする可能性を示しています。
コレは良いですね、このプリミティブ群をベースメッシュにしたり、SDF系モデリングツールでの活用とかもにも発展できそうです。学習どころの怪しい生成AIで完成モデルを生成するよりも、現実的な気がしました。プロジェクトページとソースコードが公開されております。HuggingFace上で動作するデモも公開されていので、気になる方は是非チェックしてみてください!
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