青山学院大学、九州大学らによる、アニメーションにも対応したストロークスタイル転送技術「Stroke Transfer」の論文やコードなどが公開されています。
Stroke Transfer: Example-based Synthesis of Animatable Stroke Styles
本論文では、視点、照明条件、物体形状が変化するアニメーションシーンにおいて、事例に基づく筆跡の合成手法であるストロークトランスファーを紹介する。ストロークを生成するために、ストロークの方向、長さ、幅、色といった空間的に変化する属性からなるストロークフィールドを導入する。ストロークはストロークフィールドの積分曲線として合成される。つまり、ストロークを構成する要素を、スタイル固有の伝達可能な要素とインスタンス固有の要素に分離している。ストローク場の生成には、まずインスタンス固有要素を反映したベクトル場の集合を計算し、それらを模範例から学習したスタイル固有の重み関数で結合し、その重みは様々なオブジェクト間で共有される代理特徴空間において計算される。本手法によるレンダリングアニメーションは、時間的に変化する視点、照明条件、オブジェクトの形状に加え、模範解答として与えられた作風を取り込むことが可能である。
過去に紹介したStylitと比較してもかなり良さそうな結果になっています。
Github上にはPython 3(Anaconda環境)を使用したソースが公開されていますので、実際に試すことができるようですよ。3Dアセットを用意する為のBlender シーン スクリプトもダウンロード可能です。
興味のある方はぜひチェックしてみてください!
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