現役VFXスーパーバイザーEran Dinur(エラン・デ・ヌール)氏による技術解説本『映像制作のためのVFX教科書』(「The Filmmaker’s Guide to Visual Effects」日本語版)が2020年10月下旬にボーンデジタルから発売されます。発売が伸びて11月下旬になりました。
ツール特化型の本って、時代とともにどんどん需要が無くなっていきますが、こういう教科書的な本はずっと使えるので有り難いですよね。原本の方のアマゾンレビューも中々高いので発売が楽しみです。
- 著者:Eran Dinur
- 定価:本体4,200円 + 税
- 発行・発売:株式会社 ボーンデジタル
- ISBN:978-4-86246-481-1
- 総ページ数:200 ページ
- サイズ:A5判、4色
- 発売日:2020年11月下旬(Amazonでは11月28日)
エミー賞受賞 VFXスーパーバイザーによる 映像制作・視覚効果の導きの書
『映像制作のためのVFX教科書』は、映画やテレビ業界で働く映像のプロ向けに執筆された視覚効果の実用的で詳細なガイドです。現代の映画制作やテレビ制作では、視覚効果がさまざまなジャンルやフォーマットで幅広く使用されており、ビジュアル ストーリーテリング、制作上の制約、予算の削減に貢献しています。しかし、多くの監督・プロデューサー・エディター・撮影監督は、視覚効果をメディア制作の一側面としてよく誤解しています。
本書では、数々の賞を受賞したVFXスーパーバイザーでありインストラクターでもある Eran Dinur氏 が、プリプロダクションからポストプロダクションに至るまで、VFXの構想・デザイン・予算、企画・撮影・レビューまでを網羅し、現場の視点から視覚効果を紹介します。
内容
- エディター、撮影監督、監督、プロデューサー、ガッファー(照明技師)などの映画制作者が、プリプロダクション、オンセット、ポストプロダクションでVFXチームとより効率的に仕事をし、視覚効果でストーリーをサポートし、制作コストを削減し、ロケ地での問題を解決するのに必要なことを学びます。
- 3D/2D/2.5Dのワークフロー、そしてマッチムーブから合成に至るまでさまざまな VFX技術・フォトリアリズム・視差・ロト・抽出などの重要な概念を理解し、最も一般的な VFXの種類と映画制作における役割に精通し、VFXショットのコストと複雑さを効果的に計画する方法を学びます。
- 業界のプロの経験に基づいた図解の多い実例で視覚効果のコンセプトを紹介し、自分のプロジェクトに統合する方法を紹介します。
※本書は『The Filmmaker’s Guide to Visual Effects』の日本語版です
対象読者
映像制作者、CGアーティスト、VFXアーティスト
目次
- Part1 VFXの基礎
- Chapter 1 コアコンセプト
- Chapter 2 映画制作ツールとしてのVFX
- Chapter 3 2Dから3Dへ
- Chapter 4 分離
- Part2 VFXの技術
- Chapter 5 VFXのワークフロー
- Chapter 6 ワークフローのケーススタディ
- Part3 プロダクションにおけるVFX
- Chapter 7 プリプロダクション
- Chapter 8 オンセット
- Chapter 9 ポストプロダクション
- Chapter 10 未来
著者 Eran Dinur(エラン・デ・ヌール)紹介
Eran Dinur(エラン・デ・ヌール)は 、エミー賞やVESアワードを受賞したVFXスーパーバイザー/アーティスト/インストラクターです。ILMシンガポールでの仕事には『アイアンマン』『スタートレック』『トランスフォーマー リベンジ』『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』『ターミネーター4』などの映画があります。2011年以降はニューヨークに拠点を置く Brainstorm Digital社の VFXスーパーバイザーとして、『ウルフ・オブ・ウォールストリート』『ボードウォーク・エンパイア 欲望の街』『ロスト・シティZ 失われた黄金都市』『カフェソサエティ』『NERVE/ナーヴ 世界で一番危険なゲーム』『人生、サイコー!』『デンジャラス・バディ』『伝説の企業家 ~アメリカをつくった男たち~』『エヴァの告白』など数多くの映画やテレビのプロジェクトに携わってきました。
『ボードウォーク・エンパイア 欲望の街』でプライムタイム・エミー賞と2つのVESアワード(視覚効果協会賞)を受賞。また、School of Visual Arts で VFX制作を教え、fxphd で人気のオンラインコースを作成し、3D World Magazine で多数の記事を執筆し、SIGGRAPH、NAB、Mundos Digitales を含む さまざまな国際会議で発表しています。
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The Filmmaker’s Guide to Visual Effects
あら、日本語版でこの価格差!?ボンデジさん頑張ってますね~
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