ひとつ前の記事で紹介した飯塚氏の指導学生、佐々木一真氏によるCVPR 2017論文!ディープネットワークで線画補完する技術「Joint Gap Detection and Inpainting of Line Drawings:全層畳み込みネットワークを用いた線画の自動補完」
概要
本研究では,畳み込みニューラルネットワークを用いて線画の欠損箇所を自動補完する手法を提案する.従来の類似パッチや画素伝播を用いた手法では,欠損箇所を手動で指定する必要がある上,直線や曲線などの構造を考慮した画像補完は困難であった.これに対し提案手法では,畳み込みニューラルネットワークを用いて様々な線画の補完パターンを直接学習することにより,線が途切れている箇所を自動的に判別し,線の太さや曲率を考慮して補完を行えるようにしている.提案モデルはすべての層が畳込み層で構成され,部分的に途切れた線画を入力すると適切な線が補完された画像が出力される.さらに,様々な補完パターンをもつ画像のペアを小規模な線画データから自動で生成することで,モデルの効果的な学習を実現した.提案手法は線画のスキャンデータや図形を用いて評価し,ユーザテストによって既存手法の性能を大きく上回ることを確かめた.
かなり良い感じですね。既存技術に比べ精度もかなり高そうです。
CVPR2017用のプロジェクトページを公開しました!線画の自動補完研究です。1発ネタですが、夏にハワイで発表します。#cvpr2017 https://t.co/E7Jwd48LtO
— かいぢう@シノビスラッシュ開発 (@kaid_lc) April 29, 2017
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