高パフォーマンス&多機能なリアルタイム3Dゲーム&アプリケーション開発環境「NRG」というものが登場していました。
NGRとは
3Dゲームやアプリケーションを作成できるツールのセットです。ただしNRGは、グラフィックAPIライブラリでもゲーム開発ツールでもありません。これは、2つの間のどこかにあるツールのセットであり、両方の長所を提供します。
NRGeditorを使用すると、独自のレンダリングパイプラインと特殊なCPU / GPUコードを組み立てて作成し、ロジックを実装して、独自の3Dワールドを作成できます。事前定義されたレンダラーまたはアプリケーションの「テンプレート」はなく、ビジョンを実現するために自由に使用できます。
NRGeditorは、そのコアで、OpenGL | ESグラフィックAPIとGLSL | ESを使用してシェーダーをコーディングします。スクリプトを作成し、CPUロジックとユーザーコードを実装して真のクロスプラットフォーム互換性を保証するC / C ++プラグインを作成するためのLua。NRGeditorは、低レベルAPI(別名NRG)への使用アクセスを簡素化する一連のビジュアルツールを提供します。これは、コマンドをローカルまたはリモートでNRGコアにディスパッチするGUIを介して通信するブリッジとして機能します。
NGRは完全に制御できるため、他のどのリアルタイム開発プラットフォームよりも5倍から10倍速いパフォーマンスを適度に期待できます。独自の手作り3Dエンジンを構築すると、Unity、Unreal、CryEngine、Flaxなどの既存のRDPを使用する場合に比べて約3.5倍の作業量が必要になりますが、レンダリングパフォーマンスは常に高速になります。
NGRの特徴
- クロスプラットフォーム開発:OpenGLESおよびOpenGLGL_ARB_ESx互換性拡張に基づいています。
- ネイティブCOLLADAサポート
- バージョン管理システムと100%互換性あり
- 物理演算はBulletPhysicsを統合。破壊フレームワークも搭載
- PCやタブレットに対応したサンドボックス・エディター
- プログラム可能なレンダラー
- 高速なイテレーション
- LuaやGLSLの手動コーディングやノードベースの高速コーディング、C / C ++ IDEを使用して低レベルの高性能プラグイン開発
- AI&リアルタイムのパスファインディングと空間推論のためのナビゲーションメッシュ構築
- モジュラーパーティクルエフェクト
- OpenALオーディオとSF
- 統合プロファイラー
- 独自のアニメーションフレームワークとシネマティック編集
- 複雑なマシンステートネットワーク
- フレキシブルなインターフェイス
- スクリプト可能なインターフェイス
- Windows、Linux、MacOS X、Android、iOSをサポート
- 無料プランあり。(無料版の場合エンドユーザーはアプリケーションをロードして実行するためにNRGeditorを実行する必要があります)
- ロイヤリティフリー
基本機能のデモ「NRGshowroom」
リアルタイムパストレーシングのデモ「NRGStation」
- リアルタイムパストレーサー、ベーキング、トリック、ハック、チートはありません。
- リアルタイムグローバルイルミネーション(2回以上のバウンス)
- ダイナミック2レベルSAHベースのBHV
- ブルーノイズサンプリング+ロシアンルーレット
- 物理ベースのレンダリング(GGXモデル)
- ソリッドおよびアルファブレンド粒子/ジオメトリのサポート。
- ハイブリッドリアルタイムデノイザー(SVGFに触発)
- リアルタイムのBVH動的更新(静的、動的、および骨格メッシュ)
- テクスチャマッピング(アルベド、ラフネス、メタリック、法線マップ、放射)
- アトラステクスチャ圧縮(DXTおよびASTC)+ミップマッピング
- スクリーンスペースフレア&グレア、ビネット
- フルスクリーンアンチエイリアスとフィルムグレイン
- HDRフィルムトーン(ACES)、カラーマッピング、カラーグレーディング
- カラーブリーディング
- アンビエントオクルージョン
- 多角形エリアライト、IES照明
- 一次光線ラスタライズ
- 真の世界空間の反射
- ソフト/ハードシャドウ+半影
- ブルーム、グロー、被写界深度
- リアルタイムテクスチャアトラスストリーミング
- 明示的な光の重要度サンプリング
- 適応自動露出
- ノブの調整(明るさ、コントラスト、ガンマ、露出など…)
プランと価格
- Individual:無料(個人・学生向け、一部制限あり)
- Monthly Developer:$29.99/月(インディーズ向け、一部制限あり)
- Licensed Developer:$719.99/年(プロフェッショナル向け)
- Enterprise Developer $599.99/年 1シートあたり(中小チーム向け)
こういうマイナーな開発環境は手を出すのに中々勇気がいりますが、状況によってはこういう開発ツールも選択肢に入ったりするのかもしれないですね。興味のある方は是非チェックしてみてください。
リンク
NRG – Realtime Application Development Environment
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